創業者ジム・クレンデネンの息子ノックスにちなんで名づけられたワイン!
長女の名前を付けたイザベルは、カリフォルニア州各地の畑のブドウをブレンドしますが、このノックスは、サンタ・マリア・ヴァレーにあるビエン・ナシド・ヴィンヤードと、その隣にあるランウェイ・ヴィンヤードの最高級のブドウから造られています。
■生産者のコメント
見事な複雑さを持ったピノノワール!香りは、アメリカン・チェリー、クランベリー、レッド・カレント、そして、ダークチョコレートが感じられ、ほのかな下草のニュアンスも潜んでいます。
味わいは絶えず変化しており、ラズベリーから始まり、ダーク・ココアへと移り変わります。その背景には、フレンチオーク樽がもたらすバニラのニュアンスと、バランスのとれたタンニンが感じられます。
素朴で風味豊かなピノの特徴を持つ、このワインは、鴨やウサギのロースト、マッシュルーム入りのワイルド・ライス、ステーキ肉の風味を引き立ててくれます。
■栽培について
カリフォルニア/サンタバーバラ郡のサンタ・マリア・ヴァレーにあるビエン・ナシド・ヴィンヤードと、その隣にあるランウェイ・ヴィンヤードから収穫した最高級のブドウが使われています。
■醸造について
手摘みで収穫されたブドウは全て、5トンの開放式発酵タンクで発酵され、1日に2回パンチダウンを行います。このパンチダウンは、表面に浮き上がってくる果皮の果帽を壊して果汁に戻し、発酵の際、ブドウが持つ最良の要素を引き出しています。
またノックスでは、全房発酵は珍しいのですが、この2020年では、25%を全房発酵を行っています。
発酵後は、適度な澱とともに、フランソワ・フレール製のフレンチオークの新樽で、22ヶ月間熟成を行っており、全房と新樽の要素がよく出ています。瓶詰めの際、最適なロットを特定するため、厳格な樽選別が行われました。2020年は収穫量が多かった為、より多くの樽から選ぶことができました。アルコール度13.5%。
■オー・ボン・クリマについて
オー・ボン・クリマは、1982年にジム・クレンデネン氏が設立しました。一度見たら忘れない三角形のラベルが特徴的なオー・ボン・クリマは、ブルゴーニュ・スタイルを表現するカリフォルニアを代表するワイナリーです。
オー・ボン・クリマのコンセプトは、コンテストや評論家に受けるのではなく、食事を通して楽しめる飲み飽きないワインを造ること。濃厚なカリフォルニアワインがもてはやされ、評論家が高得点を連発した時代もブレずにジム自身の理想のワインを造り続けてきました。そして、現在、オー・ボン・クリマは、年間数万ケースを製造する規模にまで成長、カリフォルニアワインを代表する生産者となっています。
ジム・クレンデネン氏は亡くなってしまいましたが、その意思を引き継いだ子供たちが、今後も素晴らしいワインを造っていくことでしょう。
- Au Bon Climat Pinot Noir Knox Alexander[2020]
- アメリカ/カリフォルニア/サンタバーバラ/サンタマリアヴァレー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: やや重口
- ピノノワール おすすめピノノワールを見る
- 750ml