フェロム・ランチ・ヴィンヤードは、サンタ・クルーズ・マウンテンの標高2200フィート(約670m)の尾根の上に植えられています。
1929年に、フェロム家がモンテベロ・リッジの牧場を購入したとき、ジンファンデルが植えられている畑が付いていました。1980年から1983年にかけて、ナパ・ヴァレーのチャールズ・クリュッグ・ワイナリーからカベルネ・ソーヴィニヨンの挿し木を行い、この畑を拡張しました。
これらの樹齢の高い、長梢剪定された樹は、厳しい環境と低栄養の土壌で闘い、厚い果皮を生成し、自然に低い収量となります。この山の頂上の土壌は、フランシスカン・チャート、サンディ・ローム、クレイ、サーペンタインが複雑に絡み合い、この歴史あるワイン産地ならではのストラクチャーとフレーバーがあります。
夜間は涼しく、太平洋から16マイル(約25.7km)離れた場所にあるため、ブドウの成熟を穏やかになり、生育期間が長くなることで、凝縮感と品種の純粋さを備えたバランスの良い果実が収穫できます。
フェロム・ランチから生まれるワインは、ワイルドなアロマを持ち、濃い色素と果実味が濃く凝縮されており、また完熟するまでの長いセラーでの保管に必要なタンニンのストラクチャーに支えられています。
■アルノー・ロバーツについて
アルノー・ロバーツは、ニューヨークとサンフランシスコのソムリエの間でカルト的な人気を誇る生産者です。ケイマスやコングスガードでの醸造経験を持つダンカン・アルノー氏と、樽職人のネイサン・ロバーツ氏の2人の幼馴染みによるコラボ・ワイナリーです。
現在のカリフォルニアワインに強い影響を与えた「The New California Wine」には、一章全てがアルノー・ロバーツについて書かれてます。更に、2012年にはアメリカの全国紙「San Francisco Chronicle」にてワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、注目を浴びているコンビです。
ネイサン氏とダンカン氏は、珍しい品種の栽培や、通常、温暖な気候に適した品種を冷涼な環境で育てる等、カリフォルニアの土壌のポテンシャルを最大限に引き出すことができる才能溢れる生産者です。
ワインは土着酵母で発酵され、ほとんどは旧樽のみで熟成をし、ブドウ本来が持つフレーヴァーを重視します。多様性の時代に入ったカリフォルニアワインのスタイルにおいて、「土地固有の風土を表す本来のエレガントなワイン造り」をスローガンに、革命を起こそうとしている「ニュー・カリフォルニア」スタイルを代表する生産者です。
- Arnot Roberts Cabernet Sauvignon Fellom Ranch Santa Cruz Mountains[2018]
- アメリカ/カリフォルニア/サンタクルーズ/サンタクルーズマウンテンズ
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: やや重口
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- 750ml