シー・フィールド・ヴィンヤードは、レインの中でも最もエレガントなワイン。
■テイスティング・コメント
バラの花びら、オレンジの果皮、砕いたザクロ、ラズベリーの繊細で浮き立つようなアロマと、森と海が出会う場所のエッセンスがボウルいっぱいに広がります。
野イチゴ、涼しい海岸の森、湿った岩、海苔、ブラッドオレンジの余韻。口に含むと、野イチゴ、かすかなスミレの花、そして遠くから漂う白茶の香りが、果てしなく続くようなフィニッシュへと導いてくれます。
■畑について
シー・フィールド・ヴィンヤードは、太平洋から1000フィートの高さで、海から3マイルも離れていない場所にあります。
レインの畑の中で最も沿岸に位置し、最も標高の高いピノノワールの産地です。これらの要素が組み合わさって、レインの中でも最もエレガントなワインを造り出す畑です。
■土壌について
6600万年から2億年前に遡る、多様な海洋性土壌と割れ目のある岩盤からなる古代のシーフィールドから造られている土壌です。
■醸造について
全房100%、自然発酵、無清澄・無濾過で瓶詰め。アルコール度数12.5%。
■レインについて
レインはカリフォルニアワイン業界のサラブレッドの二人、カルロ・モンダヴィとダンテ・モンダヴィによって、2013 年にソノマ・コーストに設立されたワイナリーです。
世界に通用するカリフォルニア産のピノノワールを自分達の手で造りたい。そんな思いから始まったプロジェクトがレイン(RAEN)です。ワイナリーの名前は「Research in Agriculture and Enology Naturally」の頭文字を一つの単語にしたもので、自分達の農業とワイン醸造学への研究心を表しました。また、畑に降った雨は、いずれ樹木によって吸い上げられ、ワインの原料となるブドウに形を変えます。ワイナリーの名前は、このブドウの生命の源になる雨(Rain)も掛かっています。
カルロとダンテは、「コンティニュアム」のティム・モンダヴィを父に持ち、「カリフォルニア・ワインの父」と呼ばれる、ロバート・モンダヴィの孫にあたります。
ナパ・ヴァレーで生まれ育ったカルロとダンテは幼い頃からロバート・モンダヴィ・ワイナリーやオーパス・ワンでワインに触れ、2005年にスタートした「コンティニュアム」では父ティム監修のもと設立当初から栽培や醸造に幅広く関わっています。
ワインのラベルは、AVA名が一番大きく記載されていて、どこかフランスのワインを思わせるような雰囲気があります。これは、醸造家である自分達の名前やレインというブランドのアピールよりも、各産地の個性やテロワールを全面に出した造りを味わってもらいたいというカルロとダンテの願いが込められています。
- Raen Sea Field Vineyard Pinot Noir Fort Ross Seaview[2021]
- アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ソノマコースト/フォートロスシーヴュー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: やや重口
- ピノノワール100%
- 750ml