【ワイン・スペクテイター：96点】
ボー フレール ピノ ノワール ザ アッパー テラス [2017]

自社畑アッパー・テラス・ヴィンヤードのピノ・ノワール。自社畑では、ビオディナミ農法を実践し、野生酵母で発酵、無濾過、無清澄で瓶詰する、なるべく人の手を掛けずワインが造れています。スパイシーで土っぽいニュアンスと野生の花の香り。ベリーやコーヒー、花崗岩のような力強く深い味わいが感じられます。


■アッパー・テラス・ヴィンヤード
アッパー・テラス・ヴィンヤードは、ボー・フレール・ヴィンヤードのすぐ北側で標高が、少し高い場所にあり、2000年に初めて植えられました。40エーカーの敷地のうち、約9エーカーをディジョン・クローンのピノ・ノワールが占め、残りは鬱蒼とした森林と豊かな動植物で構成されています。


■ボー・フレールについて
ボー・フレールとは、フランス語で「義理の弟」の意味。オーナーであるマイケル・G・エッツェルの義兄が、あの世界的なワイン評論家のロバート・パーカー Jrだったことに由来します。1986年に、オレゴン/ウィラメット・ヴァレー/リボン・リッジに、約36haのピノノワールに最適な土地を見つけ、世界基準のピノ・ノワール造りを目指し、義兄であるロバート・パーカーJr.と共同購入したことに、はじまります。

その後、創業28年を迎えた2017年、義兄のロバート・パーカーJr.と今までの共同オーナーのロバート・ロワの引退に伴い、シャンパーニュのアンリオが共同オーナーになっています。

アンリオとは、今後、それぞれとの情報交換と技術シェアを増やしていくが、マイケルの持ち株や、ワイナリーの経営・操業も以前と変わらないそうです。マイケルは栽培管理に多くの時間を注ぎ、3人の息子の次男マイク・エッツェル・ジュニアがワインメーカーを務めています。