オントジェニーは、ビーヴァン・セラーズが造るボルドー品種のシングル・ヴィンヤード・セレクション後のブレンド・ワインです。
オントジェニーは、生物学用語で「個体発生」。生物が受精(受粉)によって発生を開始して成体になるまでの過程を表し、ワインが仕上り熟成していく様を、この「マルチ・ヴィンヤード・ワイン」に命名しました。
2019年は、非常に力強く濃厚な果実味を引き出しています。2018年より、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、テンチ・ヴィンヤードの岩がごろごろしたブロックをメインに使っています。そこに加わるメルロー、カベルネ・フランが最高のバランスを醸し出しています。クレーム・ド・カシスやラズベリーのニュアンスが濃厚に感じられ、華やかで、魅力的です。口当たりは滑らかでオイリー、ピュアな果実味が広がり、フル・ボディでリッチながら、品の良いバランスに整っています。
除梗されたブドウは、粒ごとに非常に厳しく選果を行い、未熟、過熟の粒は全部より分けます。フレンチオーク新樽(Remond社、Francois Freres社、Darnajou社、Taransaud社)にて熟成し、平均で2週間に一回のペースでテイスティングを続け、熟成期間、澱引き、瓶詰のタイミングを計ります。
■ビーヴァン・セラーズについて
ビーヴァン・セラーズのオーナー・ワインメーカーのラッセル・ビーヴァン氏は、情熱的なワイン・ラバーであり、ウェブにワイン・コラムを書いたり、その取材にナパ・ヴァレー、ソノマを訪れ、様々なワイナリーを訪問し、醸造家達と出会う中、2004年にはソノマに移住し、ビーヴァン・セラーズを設立しました。
自分のテイスティングを信じ、造りたいワインを強く念頭に置き、葡萄の調達から醸造に至るまで、徹底的にこだわることがビーヴァン・セラーズのポリシーです。
2013年のプレミア・ナパ・ヴァレー・オークションにて、トップ・ロット($75000/120本)を獲得しました。また同年、難しい年だった2011ヴィンテージにもかかわらず、遂にパーカー・ポイント100点を獲得。その後も現在(2017ヴィンテージ)までに、確定または暫定100点を11ワインで獲得するというワイン・マニアから自身で100点満点ワインを造る離れ業を達成しました。
- Bevan Cellars ONTOGENY Proprietary Red Wine Napa Valley[2019]
- アメリカ/カリフォルニア/ナパ/ナパヴァレー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- カベルネソーヴィニヨン主体、メルロー、カベルネフラン
- 750ml