コーラCorra
ナパの新女神が手掛ける自身のワイナリー
コーラ(Corra)は、25年以上ナパ・ヴァレーでワイン醸造に携わるセリア・ウェルチが、初めて立ち上げた自らのブランドです。コーラの名前はケルト神話に登場する予言をつかさどる女神に由来し、この小さなブランドの先進的な姿勢を表しています。
ケルト神話の女神『コーラ』は鶴の姿で現世に姿を現すと言われています。そのためワインラベルには女神が鶴の姿で翼をはばたかせて降臨した姿が描かれています。
ナパの新女神『セリア・ウェルチ』について
コーラを手掛けるセリア・ウェルチはオレゴン州南部に生まれ。裏庭のオークの木に囲まれて育ち、ワイン収集家で自家ワインを作る父の為、兄弟たちとブドウの実を径からはずすのを手伝ったのが、彼女がワインと初めて出会った原風景です。
1960年代前半はナパやソノマを旅することが流行。セリアの両親もそんなワイナリーめぐりが好きだったため、セリアも自然にワイナリー巡りの楽しさを体感しました。
1982年にUCデイヴィス校で醸造学の単位を取得し、アメリカ西海岸、東海岸、ニュージーランドのワイン産地を巡った後、豪州バロッサ・ヴァレーでの収穫を経験。シルヴァラード・ヴィンヤードやロバート・ペピ・ワイナリーで働いた後、1995年にワイン・コンサルタントとして独立しました。
ハリウッド&ヴァインセラー、ハートウェル、スタグリン、コーナーストーンなどのワイン・コンサルタントを担当。1999年にウーマン・フォー・ワインセンスでワインメーカー殿堂入りを果たし、同時にライジング・スター賞を授与され2008年には “フード&ワイン” 誌ワインメーカー・オブ・ジ・イヤーに選出されました。
ナパのカルトワインとして知られるスケアクロウも手掛けています。
彼女の作りだしたのはナパ・ヴァレーの縮図ともいうべきワインです。マウント・ヴィーダー、アトラス・ピーク、ハウエルマンテンからカーネロス、セント・ヘレナまで様々な個性ある土地のワインを手掛けました。
2004年にコーラを創業することを決意し、様々な困難を乗り越えて最高品質の果実を作りだす畑を見出し、醸造設備、栽培から販売までの事業に携わる経験豊かな人材を選び出しました。この努力が実り、素晴らしいワインが世に出ることとなりました。