ロデレール エステートRoederer Estete
ロデレール・エステートの早わかりポイント
- シャンパーニュ超えとの呼び声も高い、名門ルイ・ロデレールによるカリフォルニア・スパークリング
- 手掛けるワインはすべて自社畑ブドウ100%というこだわり
- 定番の“カルテット・ブリュット”はワイン・スペクテイター誌Top 10 Values of 2024:第2位
- 上級キュヴェ“エルミタージュ・ブリュット2004”は2013ワイン・エンスージアストTOP100:第1位
シャンパーニュの名門ルイ・ロデレールが手掛ける
珠玉のカリフォルニア・スパークリング
ロデレール・エステートは、世界で最も称賛されるシャンパーニュ・メゾン、ルイ・ロデレールがカリフォルニアに設立したワイナリーです。太平洋からの霧に包まれる極めて冷涼な気候を持ち、シャンパーニュ地方に似た理想的なブドウ栽培環境を誇る、アンダーソン・ヴァレーに位置します。
最大のこだわりは、カリフォルニアのスパークリングワイン生産者としては稀な、100%自社畑のブドウのみを使用している点。栽培から醸造までを一貫して管理し、オーク樽で熟成させたリザーブワインをブレンドに加えることで、ノン・ヴィンテージであっても深みのあるリッチな味わいを実現しています。
その実力は専門家からも高く評価されており、米ワイン・スペクテイター誌の“2024年トップ10・ワイン・バリュー”で第2位に輝くなど、「シャンパーニュ超え」と称される圧倒的なクオリティを誇ります。
スタンダード・キュヴェであり看板ワインでもある「カルテット」から、世界第1位にも選ばれた最高級キュヴェ「エルミタージュ」まで、確かな品質とコストパフォーマンスで選ぶなら、間違いのない名門ブランドです。
ロデレール・エステートの歴史
ロデレール・エステートは1982年、シャンパーニュの名門ルイ・ロデレールの当時の社長、ジャン・クロード・ルゾーによって設立されました。
多くのシャンパーニュ・メゾンがナパやソノマへ進出するなか、彼が2年もの歳月を費やして選んだのは、アンダーソン・ヴァレー。当時は、ワイナリーやブドウ畑もまだわずかしか存在しない、人里離れた土地でしたが、彼は、この地の冷涼でシャンパーニュ地方に近い気候と高い可能性に着目したといいます。
また彼は、真に優れたスパークリングワインを造るためには、自らブドウを栽培する必要があると確信していました。長年にわたり理想の土地を探し求めた末、この地で約235ヘクタールの土地を取得。1986年にワイナリーを建設し、1988年には最初の“カルテット・ブリュット”をリリースしました。
ロデレール・エステートが生み出すスパークリングワインは、世界中で高い評価を受け、数々の賞を獲得しています。
フラッグシップキュヴェ“エルミタージュ・ブリュット”は、ワイン・エンスージアスト誌の2013年度版トップ100において、2004年ヴィンテージが世界第1位を獲得。さらに、ワイン・スペクテイター誌の2019年度版トップ100においても、2012年ヴィンテージが第5位に選出されました。
また、スタンダード・キュヴェの“カルテット・ブリュット”も、ワイン・スペクテイター誌Top 10 Values of 2024において第2位を獲得するなど、高い品質と優れたコストパフォーマンスで高く支持されています。
現在、ロデレール・エステートの自社畑は約251ヘクタールにまで拡大しています。しかし規模を広げた現在も、7代目当主フレデリック・ルゾーのもと、オーガニックやビオディナミ農法を取り入れながら、環境に配慮した持続可能なワイン造りを推進。家族経営の伝統と品質への哲学は、今なお大切に受け継がれています。
創業以来、醸造家はシャンパーニュで研鑽を積んだ二人だけ
ロデレール・エステートの40年以上にわたる歴史の中で、醸造責任者を務めたのはわずか二人。しかも、その二人はいずれもフランス出身の醸造家です。
この驚くべき一貫性こそが、ルイ・ロデレールが200年以上にわたり培ってきた伝統的なスタイルを、カリフォルニアの地で表現し続ける礎となっています。
初代:ミシェル・サルグ(Michel Salgues)
シャンパーニュ地方生まれのミシェル・サルグは、創設時の醸造責任者としてロデレール・エステートの礎を築いた人物です。彼は、ルイ・ロデレールが掲げる「品質への飽くなき追求」をカリフォルニアにおいても体現し、1988年のデビュー以降、ロデレール・エステートを“シャンパーニュに匹敵するカリフォルニア・スパークリング”として高く評価される存在へと導きました。
二代目:アルノー・ワイリッチ(Arnaud Weyrich)
2002年にサルグの後を継ぎ、二代目醸造責任者に就任したのが、現醸造家アルノー・ワイリッチです。アルザス地方生まれのワイリッチは、フランスでブドウ栽培学・醸造学の修士号を取得後、1993年にインターンとしてロデレール・エステートに参加。その後いったんワイン業界を離れるものの、ワインへの情熱を胸に復帰。ランスのルイ・ロデレール本社では技術開発部門の責任者を務めるなど、シャンパーニュ造りの最前線で経験を積み重ねました。本場で培った知識と哲学を携えカリフォルニアへ戻った現在は、栽培から醸造、ワイナリー運営に至るまで幅広く統括しています。
このようにロデレール・エステートでは、本場シャンパーニュの哲学を受け継ぐ二人の醸造家によって、一貫したスタイルと高い品質が今日まで守られています。
カリフォルニアでも特に冷涼な産地のひとつ、アンダーソンヴァレー
ロデレール・エステートがワイン造りを行っているのは、カリフォルニア州北部、メンドシーノ・カウンティに位置するアンダーソン・ヴァレー。
サンフランシスコから北西へ約177km。そびえ立つレッドウッドの森に囲まれた、静かで美しいワイン産地。有名ワイン評価誌ワイン・スペクテーターは、アンダーソン・ヴァレーを“カリフォルニアの隠れた銘醸地”と絶賛しています。
太平洋からわずか32kmほどの距離に位置するこの地には、冷たい海霧が流れ込み、カリフォルニア屈指の冷涼な気候が形成されます。昼夜の寒暖差は大きく、温暖な日中と涼しい夜が穏やかに繰り返されることで、ブドウは樹上でゆっくりと成熟。複雑味と美しい酸を備えた果実が育まれます。
また、海抜0メートルから標高760メートルにまで広がる多様な地形と、風化した砂岩や泥岩、沖積堆積物を含む土壌も、この地の大きな特徴。ブドウ栽培に理想的な環境を形成しています。
1982年の創業以来、ロデレール・エステートはアンダーソン・ヴァレーを代表するワイナリーのひとつとして、この土地の個性を映し出すワインを造り続けています。
現在では、アペラシオン内に広がる約2,500エーカーのブドウ畑のうち、およそ25%を所有。自然環境への敬意を大切にしながら、この地ならではの魅力を表現しています。
ロデレール・エステートにおけるワイン造り
ロデレール・エステートのワイン造りは、自社畑への徹底したこだわりとシャンパーニュから受け継いだ伝統技術という2つの柱に基づいています。
自社畑産ブドウ100%
ロデレール・エステートは、カリフォルニアのスパークリングワイン生産者としては非常に稀な、100%自社畑(エステート)産のブドウのみを使用するという哲学を貫いています。
すべてのブドウを自ら所有・栽培することで、土壌管理から栽培方法、収穫時期の判断、さらには収穫直後のプレスに至るまで、一貫して高い品質管理を実現。こうした徹底した管理体制が、毎年変わることのないロデレール・エステートの品質とスタイルを支えています。
現在、ロデレール・エステートは、アンダーソン・ヴァレーの中でも比較的温暖なブーンヴィル・ヒルズから、霧に包まれた冷涼なディープ・エンドまで、8つのブドウ畑を所有しています。この多様なテロワールによって、バランスと複雑味を兼ね備えた、ロデレール・エステートならではの個性豊かなワインが生み出されているのです。
醸造のこだわり
醸造における最大の特徴は、シャンパーニュの名門ルイ・ロデレールの伝統を継承した、「大樽で熟成させたリザーヴワイン」のブレンドにあります。
毎年収穫されたブドウから造られるベースワインに加え、リザーヴセラーで平均4年間、大型のフレンチオーク樽(1,200~1,800ガロン)で熟成させた良年のリザーヴワインを贅沢にブレンド。この熟成されたワインを加えることで、ロデレール・エステートならではの、リッチでエレガントな味わいを毎年一貫して届ける役割を果たしています。
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