ペレグリンPeregrine
野鳥保護にも取り組む、鳥を愛するワイナリー
ペレグリン・ワイナリーは、ニュージーランド南島の中でも南部に位置するセントラルオタゴ地方のプレミアムワイナリー。優れたピノノワールを中心にピノ・グリ、リースリングなどの栽培にも力を入れています。
ワイナリー名の「ペレグリン」は、鷹や鷲の一種。これをマオリの言葉では「カレアレア」と言います。
「カレアレア」はニュージーランドを代表する鳥の一種です。「ニュージーランド・ファルコン」の愛称で、時速100km以上で飛ぶこともあり、20ニュージーランド・ドル紙幣にも印刷されています。
また、ペレグリン・ワイナリーのセカンドラベル的なワインには「モフア」(別名「イエローヘッド」)という、黄色い色合いが印象的な鳥の名前が使われています。
ワイン名だけでなく、ワイナリーの建物も鳥の翼をイメージしたもモダンなデザインを採用しています。
ニュージーランド人の、環境保護に対する思い入れは非常に強いものがあります。ペレグリン・ワイナリーの人々も例外ではなく、売上の一部を野鳥保護基金に寄付しています。
ペレグリンで使用する3つのサブリージョン
ペレグリンで使用するブドウは、比較的標高の高いセントラルオタゴ(海抜200~400メートル)の複数の地区のものを使用しています。
それぞれに異なった標高の土地で収穫されたブドウを組み合わせることで、良質なワインを造り出しています。ペレグリン使用しているセントラルオタゴ内の優れたサブリージョンは下記の3つ。
- ベンディゴ
3つの中では最も暑くて乾燥したヴィンヤード。1999年に初めて、ピノノワール、ピノ・グリ、リースリングを植え、近年では優れたシャルドネやソーヴィニヨンブランも収穫しています。 ベンディゴのピノノワールは、通常ダークフルーツやボイセンベリー、ビルベリーのフレーバーと強いタンニンの骨格を持ちます。 - ギブストン
3つの中で最も涼しいヴィンヤード。標高が高いため、ブドウが完熟することに焦点を当てて育てられます。 ギブストンのピノノワールは、ラズベリー、レッドカラント、イチゴなどの赤い果実のフレーバーとスパイシーさを持ち、長い熟成から生まれるフィネスなどを持ちます。 - ピサ
平坦な地形と暖かく安定した気候から、優れたピノノワール、リースリング、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランが育てられています。 ピサのピノノワールは、プラム、チェリー、濃厚な果実味などのダークフルーツの印象持ちます。
これらの場所のそれぞれで行っている有機農業とブドウ栽培への取り組みが、最品質の果実を育み、ヴィンテージごとの個性を生み出しています。