桜ラベルが印象的な濃厚な赤ワイン♪ このサクラ シラーズは、日本限定で特別に限定数量を醸造しており、日豪友好の証である桜がラベルにはデザインされています。
熟したプラムや肉厚なベリー系果実に、樽由来のリッチなヴァニラの風味が感じられるクラシックな造りのシラーズです。ブドウは収量を抑え、またその中でも選りすぐられた一部のブドウのみを使用しています。発酵・熟成にはアメリカンオークを使用しています。タンニンは非常に滑らか、果実味だけではなく複雑味としっかりとした余韻を感じられる、上質な赤ワインに仕上がっています。
サクラ シラーズの「桜ラベル」は、日本とオーストラリアの歴史に深く関わっています。1944年、第二次世界大戦中カウラの地で捕虜になっていた日本兵約1000人が大脱走を企て、200名以上もの死者を出した事件がありました。カウラの人々は事件で命を落とした日本兵を手厚く葬り、日本との友好関係を深めるために日本庭園を作りました。そして日本人墓地から日本庭園までの間に約2000本の桜を植え、毎年桜祭り(10月頃)が行われるようになりました。国際理解を象徴する桜、それを後世に受け継いでいくためのサクラ シラーズなのです。
このカウラ捕虜収容所からの大脱走を題材にしたお話は、以前、日本テレビ開局55年記念スペシャルドラマ「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった」 で放映されています。また、漫画「ソムリエール 6巻」(le vin #33「それぞれの桜」)でも取り上げられています。
■ウインダウリ エステートについて
ウインダウリ エステートは、1988年に設立されたワイナリーです。シドニーより車で西へ約5時間ほどの所に位置するニューサウスウェールズ州カウラ地区にあります。
ウインダウリ・エステートはカウラ地区、初のブティックワイナリーです。ワイナリーは、1861年に建てられた歴史的建造物である製粉所(ミル)を改築し、セラードア・テイスティングルームとして現在使用されています。
やや温暖な気候で、四季があり、野鳥や野ウサギ・カンガルーがブドウ畑を駆け回る、そんな穏やかな土地です。600ヘクタールもの広大な土地には、シャルドネやソーヴィニヨンブランを始めとする白ブドウ、シラーズやカベルネ・サンジョベーゼなどの赤ブドウと多種多様なブドウが植えられており、収穫された優良なブドウ(全体の40%)は自社ワインとして醸造し、残りの60%は大手ワイナリーに果汁を販売しています。
サクラ シラーズに関しては、現地の通常レンジには入っておらず、毎年、日本限定で特別に限定数量を醸造しているため、リリースと共に試したい、そんな1本となっています。
- Windowrie Estate Sakura Shiraz[2020]
- オーストラリア/ニューサウスウェールズ/カウラ
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- シラーズ
- 750ml