ボルドーBordeaux

クリュ ブルジョワ。力強いサンジュリアンと女性的なマルゴーの中間に位置するキュサック村にあり、ワインもやはり中間的な性格を持ちます。シャトー ボーモンの面積は114ha、カベルネソーヴィニヨン50％、メルロー47％、プティヴェルド3％。カベルネの力強さとメルロのしなやかさを併せ持ったメドック ワインの良さをお楽しみいただけます。色は深みのあるレッド。果実味のあるバランスのとれた風味が特徴です。

メドック格付け5級。AOCマルゴーの南に隣接するマコー村（オーメドック）に位置。庭園でさえずる（カント）クロツグミ（メルル）に由来。87ｈａの畑にはカベルネ・ソーヴィニヨン50％、メルロー40％、カベルネ・フラン5％、プティ・ヴェルド5％が栽培され、ステンレスタンクで発酵と28－30日に及ぶ醸しを行い、50％新樽で12ヶ月間の樽熟成。メドックでは珍しくメルロの比率が高く、若いうちから心地よく華やかな果実の風味が花開き、その芳醇な熟成感が人気を呼んでいます。

かつて提督が居を構えた帆船のラベルが印象的な格付け4級シャトー。｢メドックのベルサイユ宮殿｣と形容される程、美しい外観を誇ります。ガロンヌ河が運んだ砂利質土壌に90haの畑を所有し、CS62％、ME31％、CF5％、PV2％を栽培しています。伝統的な手法で醸造を行い、新樽比率50％で18ヶ月間の熟成を施します。果実の心地よいアロマが凝縮された、力強く、エレガントなワインです。
アルコール度数：13.5%

ジャン ジャック ムエックスが居住しているシャトー。基本的に醸造方法はペトリュスと同じでありスタイルの似たワインに仕上がります。ブドウ畑は高台の西側に広がる砂利と粘土の混じった土地に7.2ha広がり、平均樹齢が35年のME90%、CF10%を栽培しています。新樽率は50％。卓越した複雑味と凝縮感は他の追随を許さない唯一無二のレベルです。
アルコール度数：13.5％

メドック格付け2級。かつてこの地が春になるとヒースの赤い花で、ピンク色に染まったことからモンローズ（バラ色の小山）と名付けられたそうです。68ha、作付けはCS65％、ME25％、CF8％、PV2％。平均樹齢40年。砂利質で鉄分の多い砂と泥灰土の粘土が大きめの粘土の間隔を埋めています。ジロンド河を望む丘の上に位置しており、緩やかな傾斜で水はけのいい畑です。深みのある濃い色合い、しっりとした力強い骨格が特徴的。長期熟成のポテンシャルが感じられるワインです。

1962年からジャン ピエール ムエックス社によって管理されています。土壌は砂利、粘土質で、一部粘土質ローム層。作付け比率ME90%、CF10%。平均樹齢25年。手摘み収穫後、二度選果。温度管理可能なコンクリートタンク、ステンレスタンクで発酵後、16-18ヶ月間樽熟成。新樽比率は40%。赤いベリーや甘いチェリー、クローヴなどのスパイスのアロマ。なめらかな舌触りで洗練されたタンニン。熟度の高さといきいきとした味わいをそなえたワインです。
アルコール度数：14.0%

レオヴィル・ラスカーズの所有者ジャン ユベール ドゥロンが1997年に購入したシャトー。
アルコール度数：13.0%

ペトリュスで名高いムエックス家が最初にワイン造りを始めたシャトー フォンロックのセカンドラベルです。サンテミリオンの北北西の丘陵に畑は広がり、鉄分を含んだ粘土、石灰質土壌。平均樹齢35年。2002年からビオディナミに取り組み、05年に｢ビオディヴァン｣の認証を受けています。濃く深いルビー色をしており、ベリー系果実の豊かな香りと味わいが特長です。
アルコール度数：14.5%

1855年のメドックの格付けでメドック格付け1級の五大シャトーのなかで唯一、メドック外にも関わらずグラーヴ地区から選ばれたシャトー オー ブリオンのセカンドワイン。シャトー オー・ブリオンのセカンドラベル。2007年ヴィンテージから現在の名称になりました。プラムや赤スグリ、ブルーベリーなどのいきいきとした果実に加えてリコリスやオリーブ、僅かにメントールの涼やかな香りも。ジューシーな果実味をしっかりとした骨格が支え、充実した味わいです。
アルコール度数：14.5%

1983年にシャトー オー ブリオンの所有となりました。場所はシャトー オー ブリオンと道を挟んで向かい合っています。21ha、作付け比率はCS48%、ME45%、CF7%。完璧な繊細さとエレガンスを誇り、長い熟成につれて底知れぬ深みと複雑味を備え始める偉大な名酒。
アルコール度数：13.0%

19世紀に動物画家であったスコットランド出身のジョン ルーイス ブラウンが所有者になった事で歴史は幕を開けました。現在は42haの砂利質土壌にCS65%ME30%CF5%を栽培し、ステンレスタンクで発酵、マロラクティック発酵にはステンレスと樽を併用し、その後新樽比率50%で12-15ヶ月間の熟成を行います。森の黒系果実やリコリスなどのスパイスに、スモーキーな印象もある香り。口に含むとジューシーでブラックベリーや黒スグリなどの果実の味わい。酸味もありタンニンも滑らかな口当たり。
アルコール度数：13.0%

｢メドックのベルサイユ宮殿｣と形容されるメドック格付け4級のシャトー。ガロンヌ河が運んだ砂利質土壌に90haの畑を所有し、CS62%、ME31%、CF5%、PV2%を栽培しています。伝統的な手法で醸造を行い、新樽比率50%で18ヶ月間の熟成を施します。果実の心地良いアロマが凝縮された、力強く、エレガントなワインです。
アルコール度数：13.5%

デスパーニュ家が古くから所有しているシャトーの伝統的な味わいの１本です。完熟したブドウに由来するパッションフルーツやトロピカルフルーツの香りとオークの風味が感じられます。

土壌：粘土、石灰質

50％オーク樽、50％ステンレスタンク 50％オーク樽熟成8カ月（新樽30％、225Ｌ）

１９４９年より同じオーナーによって受け継がれてきたシャトー。明るく活力のある果実とフレッシュな酸がバランスよく、若くから楽しめるスタイルのワインです。

土壌：粘土石灰

ステンレスタンク コンクリートタンク

シャトー ロック モリアックのフラッグシップ。シャトーが得意なカベルネ フランを主体に、新樽で熟成した拘りの１本。スパイシーな味わいで他のボルドーとは一線を画します。

土壌：粘土質、石灰質

ステンレスタンクにて低温醗酵 オーク樽14カ月（フランス産、225Ｌ、新樽80％）

１８６０年から同オーナーが所有し、銘醸地サン テステフの良さを最大限に出すワイン造りに勤しんでいます。果実味の濃厚さと、高級感のある骨格が整ったワインです。

土壌：３/４は砂利、１/４は石灰粘土

区画ごとに醗酵前低温浸漬 オーク樽熟成12カ月（新樽比率30％）

ボルドー右岸でも銘醸ワインの生む石灰土壌からブドウが造られます。濃密な果実とパワフルな味わいの中に心地よいタンニンが溶け込み、バランスの良い１本です。

土壌：粘土石灰質

ステンレスタンク 50％オーク樽熟成12カ月（仏産）、50％ステンレスタンク

銘醸ル パンのティエンポン家がフラン コート ド ボルドーの地に造った白ワイン。樽による醗酵熟成を経て、厚みがありつつエレガントなワインです。

土壌：粘土石灰質

オーク樽 澱と共にオーク樽熟成7カ月（新樽15％、500Ｌ）

著名シャトーがひしめく銘醸地ポイヤックに位置する家族経営のシャトー。畑は３か所、ムートン、ピション ラランド、ランシュ バージュにそれぞれ隣接します。

土壌：深い砂利

セメントタンク オーク樽熟成16－18カ月（新樽40％）