エルダートン(エルダトン)Elderton
オーストラリアを代表するワインを造る
プレミアムワイナリー
エルダトンは、オーストラリアを代表するワインの1つ、「コマンド・シラーズ」を手掛けるワイナリー。
1979年、ニールとロレーヌ・アシュミィド夫妻が長く放置されていたバロッサに古く残存する畑を購入したことにはじまります。
この古い畑は、1894年に最初にブドウが植えられた後、サミュエル・エルダトン・トリーが畑を購入し、1916年にワイナリーを興した場所。今日のワイナリー名は、同氏の名に由来します。
ニールとロレーヌは荒廃した畑を手入れして復元させ、1982年に初ヴィンテージのワインをリリース。1984年には、自分たちのワイナリーをバロッサ・ヴァレーのヌリウッパに設立しました。
1980年代には生産性の低い老木はあまり重要視されませんでしたが、エルダトンでは量より質の高いワインを造ろうと、これらの老木にこだわりました。リッチで芳醇な果実味と力強い味わいを持つ赤ワインは、国内外の評論家やワイン誌で高く評価されました。
彗星のごとく登場し、短期間に数々のトロフィーやメダルを獲得したエルダトンですが、中でも特筆すべきはカベルネ・ソーヴィニヨン1992年で獲得した『ジミー・ワトソン・トロフィー』です。オーストラリアで最も価値あるトロフィーといわれるこの賞を受け、エルダトンは一躍トップ・ワイナリーの仲間入りを果たしました。
ニールが 50歳の若さで亡くなった後、ワイナリーの経営は2人の息子、キャメロンとアリスターにより引き継がれています。
エルダトンへの主な評価
- 1993年:ジミー・ワトソン賞受賞
- 2000年:ロンドン国際ワイン&スピリッツ・コンペティション「ワールドベスト・シラーズ」受賞
- 2005年:ワイン&スピリッツ誌「世界のTOP100ワイナリー」に選出
- 2008年:デカンター誌「ワインオブ・ザ・イヤー」に選出
エルダトンのアイコン「コマンド・シラーズ」
エルダトンのアイコンであるコマンド・シラーズは、ワイナリーの起源である樹齢100年以上の畑から低収量のもとで造られます。
伝統的な開放型のコンクリート槽で発酵させ、100%新樽(アメリカンオーク65%、フレンチオーク35%)で、3年という長い熟成期間を経て瓶詰めされます。
1843年以来、数々の所有者の手に渡り、受け継がられたコマンド・ヴィンヤードから、コマンド(「指揮」)するにふさわしい長期熟成型の優雅なワインが生まれます。
環境への配慮
エルダトンは、オーストラリアでも最大規模となる168もの太陽光電池パネルグリッドを施し、二酸化炭素排出量の削減に積極的に取り組み、グリーン・ワイナリーのイニシアチブをとっています。