スタッグス リープ ワイナリーStags' Leap Winery
1893年設立のスタッグス・リープ・ワイナリーは、評価の高いスタッグス・リープ・ディストリクトにおける最古のワイン・エステーツのひとつで、独自のテロワールでワインを造り続けています。
スタッグス・リープ・ワイン・セラーズとは名前が似ていますが異なるワイナリーです。
1892年に建築家ホレス・チェイスとその妻ミニー・ミズナー・チェイスによって、近くの石を切り出して造られた石造りのマナーハウスが建てられ、1893年にワイナリーが創設。
1913年には、グランジファミリーが購入するも妻がぶどうを作るだけに終わっていますが、リゾート&スパビジネスが盛んだった1920年代には、「スタッグス・リープ・マナー」の名で呼ばれ、ナパ・ヴァレーにおける国の有数の保養所として名を馳せていました。
1970年に、カール・ドマーニが購入。この邸宅を引き継いだカール・ドマーニは、元レストラン経営者であり、芸術のパトロンでした。彼はこのワイナリーの所有者であった期間(1970~1997年)に、文化およびエンターテイメントの遺産にとても貢献しました。ワイナリーが現在、芸術と文学に力を入れているのはこうした伝統に由来しています。
1988年にワインメーカー、ロバート・ブリタンを雇い入れ、邸宅の前に広がる古木のプティ・シラーに専念するようになり、今日、カリフォルニアでもっとも優れたプティ・ シラーの生産者として、広く知られるようになりました。
1997年にベリンジャー・ワイン・エステイトがワイナリーを吸収し、後2000年にオーストラリアのビール企業グループ、フォスターズの傘下となりました。巨大 グループの傘下に入ったものの、プティ・シラーの生産においては、元来の造りをほとんど変えず、現在も躍動的なワインが造りつづけられています。スタッグス・リープの名は鹿が岩崖を飛び跳ね、猟師から逃れる、ある古いインディアンの伝説から由来します。スタッグス・リープ地区に36ヘクタールの自社畑を所有。