タリー ヴィンヤーズTalley Vineyards
第3回 米仏ブラインド対決「メモリアルマッチ」 カリフォルニア部門優勝
『タリー』の名声を揺ぎ無いものとしたのは、2006年のこと。かの有名な『パリ・テイスティング』30周年を記念して開催された『第3回米仏ブラインド対決』です。
その大会で、タリーの誇るシングル・ヴィンヤード「シャルドネ・ローズマリーズ」が、カリフォルニア州白ワイン部門にて見事優勝を果たしたのです。また、米仏での総合順位としても第2位という輝かしい栄誉。 誰もがタリーの実力を知ったのです。
さらにその後、ワイン・エンスージアスト誌において【WE95点】の高評価を得て、全米から集まった516本の中から年間NO1シャルドネとして評されました。また一方、同誌において、ピノ・ノワールの生産者としても高評価を得ます。
同じくシングル・ヴィンヤード「ピノ・ノワール・ローズマリーズ」が【WE94点】の高評価。年間NO2ピノ・ノワールとなりました。こうして、『タリー』はシャルドネ/ピノ・ノワール両品種の超一流生産者として知られるようになりました。
ワイン界の世界的権威、ロバート・パーカーもこのシャルドネ/ピノ・ノワール両品種において華々しいストーリーをもつ『タリー』について、称賛を惜しみません。お気に入りワイナリーとして『タリー』の名前を挙げることもしばしばです。
そして、与える評価も最高のもの。シャルドネ/ピノ・ノワールの両品種において最高の五つ星評価を与えています。これは、全米2500社ほどあるワイナリーで、数少ない快挙であり、スーパースターと称すにふさわしいといえます。
また、セカンドラインであるビショップス・ピークについても、そのコストパフォーマンスの高さから、「恐るべきバリュー」と称えています。
タリー・ヴィンヤードについて
タリー・ヴィンヤードはシャルドネやピノ・ノワールに適した屈指の土地として知られいるカリフォルニアのサウス・セントラル・コースト、アロヨ・グランデ・ヴァレーにあります。
現当主のブライアン・タリーの祖父にあたるオリヴァー・タリーが1948年に野菜を作る菜園を開いたところからスタートしています。
1970年代には隣接するエドナ・ヴァレーやサンタ・バーバラ・カウンティ エリアでブドウ栽培も開始。その品質の高さからカレラやオー・ボン・クリマといった著名ワイナリーにもブドウを提供するようになりました。
ブドウ栽培の経験を重ねながら、オリヴァーの息子であるドン・タリーはタリー農園内の切り立った丘に上質なシャルドネとピノ・ノワールが育つことを確信し、1982年に、リンコン・ヴィンヤードの西の丘に試験的にブドウ栽培を開始しました。
ブドウ栽培は成功し、やがてアロヨ・グランデとエドナ・ヴァレーに165エーカーのブドウ園を持つにいたりました。
1986年、初めて『タリー』を冠した450ケースのワインが生産されました。最新設備が整った施設がリンコン・ヴィンヤードの近くに完成したのは1991年。同年ドン・タリーの息子で3代目にあたるブライアン・タリーが、ワイナリーのジェネラル・マネージャーに就任しました。現在ブライアンが代表者として、ワイナリーを引き継いでいます。