ブルゴーニュBourgogne

Les Maladires、Petit Chaliotの区画。濃いルビー色。赤と黒の小さな果物、イチゴ、チェリーやブラックベリー、ブルーベリー等のアロマ。非常にイキイキしたアタックで、構造がしっかりしているが、しなやかで丸みのある口当たり。

スタンダードなブルゴーニュ・ルージュだが、シャサーニュ・モンラッシェ村のテロワールが育むピノ・ノワールは、ストラクチャーがあり、かつミネラルの風味も感じられる。チャーミングな赤い果実のアロマが爽やかに香り、優しい味わい。ドメーヌ・アミオ・ギイ・エ・フィスの歴史には当主の伴侶の存在が大きく、キュヴェ名のシモーヌは2代目当主の奥様の名前。

ガメイ2/3、ピノ・ノワール1/3。Champs d'Argent、Croix blanche、Petit Chaliotの３つの区画より。リリース直後は紫色を帯びた色調。香りはフルーティーで、タンニン控えめの味わい。

透明感のある麦藁色。レモンのような柑橘の香りが立ち上り、花梨のようなより膨らみのある果実香も感じられる。空気によく触れさせると、熟した洋梨や花梨の印象とともに大地のミネラルが広がってくる。バランスよく、生き生きとしてしなやか。春先にテラスでの気取らない食事に。友人たちを囲んでのアペリティフにも最適。ジャンボン・ペルシエをはじめ、豚加工品がよく合う。

シャサーニュ・モンラッシェ村の地方名区画から造られるブルゴーニュ・ブラン。軽やかな一方、果実味は十分。フレッシュで生き生きとした味わい。アフターにはミネラルも感じられる。若々しさを楽しみたいワイン。ドメーヌ・アミオ・ギイ・エ・フィスの歴史には当主の伴侶の存在が大きく、キュヴェ名のフラヴィーは初代当主の奥様の名前。

長女の名前を冠した特別キュヴェ。45度の斜度をもつ南東向き斜面の区画から造られる。色調は深いルビー色。やや動物的でスパイシーな香り。空気に触れさせると、ブルーベリーやブラックベリー、プルーンなど、よく熟した赤い果実や黒い果実のアロマが立ち上がる。口に含むと、色調と同じく凝縮感があり、おおらかな味わいで、ストラクチャーもしっかりしている。バーベキューや和牛ステーキに。

一部小樽で発酵、熟成させた、贅沢なブルゴーニュ・アリゴテ。樹齢80年という古木からなり、収量が通常のアリゴテと比べて極めて低い。凝縮感に溢れた複雑なフレーバー。フレッシュで生き生きとした酸味はあるものの、決してアグレッシヴではなく、そのバランスが秀逸。上質のアリゴテ。

Croix blanche、Petit Chaliotの区画。とてもフレッシュでフルーティー。飲みやすく、柔らかい味わい。

クロといっても石垣ではなく森に囲まれた1haの区画。樹齢は45年。花崗岩に加え、水晶が畑に散在する。濃縮感のある果実味。ミネラル味も大変強く、複雑味に富む。

600Lのフードルなど大樽を使用して15か月の熟成。Volnayで使用した樽は使わない。ゴブレ式で仕立てられており、樹齢は55年～60年。マセラシオン・カルボニックは行わない。

2014年に取得。シャサーニュ・モンラッシェのレ・グラン・シャンとあわせて、ドメーヌとしてのアリゴテが完成した。ブーズロンは、コート・シャロネーズの5つのアペラシオンの中でも最もシャサーニュに近く、石灰岩が主体の白い泥灰土からなる土壌で、このワインに使われるブドウは斜面の上の方で栽培されている。

モンラッシェと1級カイユレに挟まれたわずか0.6haのクリマを３件の造り手で分け合う。特別な1級畑であり、いわば準特級。モンラッシェの力強さとカイユレのエレガンスを合わせ持つ、偉大なワインを生み出す。肉付きよく、凝縮感溢れる風味に硬質なミネラルが全体を引き締める。余韻の長さは驚異的。

ピュリニーとシャサーニュのグラン・クリュの中で表土のぶ厚いバタール・モンラッシェは、最もパワフルで重厚な白ワイン。ブラン・ガニャールのこのワインも例外でなく、リッチでフルボディ、ねっとりとしたオイリーさが感じられる。ピーチ、パイナップル、アプリコット、蜂蜜。オーク由来のナッツ香は穏やかだが、アフターに香ばしい余韻が長く続く。

1947年に植樹。1級カイユの麓に位置する。濃い赤の色調、オリーブやブラックベリーの香りが印象的。

ニュイ・サン・ジョルジュの東南部分に位置。ほのかに甘草と植物のニュアンス。ワインの構造を支えるミネラルみもある。

ニュイ・サン・ジョルジュの南東に位置。濃い色調で、若いうちはフルーティーさが全面にくる。熟成が進むにつれ、丸みを帯び、絹のような口当たりのワインとなる。

ニュイ・サンジョルジュの南部に位置する畑。東に面した斜面で、標高は250/270メートル。若いうちから個性を発揮し、フレッシュな赤系果実のアロマ。熟成が進むにつれ、カカオ、スモークした肉、下草のブーケが表れる。熟成により寛大で官能的な滑らかさが生まれる

ニュイ・サン・ジョルジュ北部に位置する畑。熟成するにつれ香りが多様化し、動物性のニュアンスや、バルサミコ、甘草のアロマが現れ始める。

ニュイ・サン・ジョルジュ北部に位置する畑。果実のニュアンスや花の香りに富む豊かなアロマ。熟成するとバルサミコやムスク、甘草の香りが現れる。