ブルゴーニュBourgogne

1959年に植えたブドウ畑。クロ・サン・ドニのふもとに位置する緩やかな斜面、小さな小石が詰まった粘土石灰岩の土壌。若いときから開いており、非常に飲みやすい。赤い果実が特徴的。

モレ・サン・ドニ1級の古いブドウ樹に隣接する畑のブドウを購入。1970年代に植えられたもの。味わいは奥行があり、フルーティでシルクのようなタンニンがある。

クロ・デ・ランブレイの下にある緩やかな斜面の1級。みずはけの良い土壌で、繊細で官能的なワイン。

1936年、1952年に植樹。畑はフォコニエールより2/3、シュヌヴリー1/3で構成される。高い複雑味をもち、酸のうまみが飲み飽きしない酒質を生む。果実にもまろやかさがある。

グランゼプノの南に隣接するポマール1級。クロ・ブランの由来は、かつてシトー派修道僧がここに白ブドウを植えていたためである。出来上がるワインは、ポマールとしては繊細で優雅なスタイル。色も濃くはなく、舌触りも滑らか。エレガントなポマールに仕上がっている。

1950年から2002年に植えられたブドウで、Reniardのクリマからブドウを購入。

白と同じように、畑はメルキュレーとの境に位置するラ・ショーム。明るいルビー色。チェリー、赤スグリ、ラズベリーなど、赤い果実のアロマが華やかに感じられ、柔らかく、まろやかな味わい。ほどよいミディアムボディは和食との相性もよさそう。

ショームはメルキュレーとの境にあるリュリーの村名畑。たっぷりとふくよかなスタイルの白ワインであり、蜂蜜やパイナップルなど芳醇な香りと味わいをもつ。１?２年の瓶熟成でその個性を多いに発揮し、ブール・ブラン・ソースやクール・ブイヨン仕立ての魚料理ととても相性がよい。

近年、赤ワインに限って1級に昇格を果たしたクリマ。1級コルヴェに隣接し、緩やかな南向き斜面になっている。香り高く、フルーティなアロマをもち、しばしば湿った下草の風味も感じられる。ローストした鶏肉やキノコ料理、強めのチーズにも十分対抗し得る。

ラドワの北端、緩やかな南向き斜面に位置する1級畑がこのラ・コルヴェ。ニュダン家が所有する最も古い区画であり、力強い赤ワインを生み出す。ブフ・ブルギニヨンのような牛の赤ワイン煮はもちろん、エポワスなど強めのウォッシュチーズとの相性もよい。

デュガ・ピィ唯一のコート・ド・ボーヌの赤。不透明なほどに濃厚な色調。ブラックベリーやダークチェリーなど黒い果実のアロマに血を思わせるニュアンス。豊かな果実味の中に溶け込んでいるものの豊富なタンニンが感じられ、強靭なストラクチャーをもつ。長期熟成型。

グランゼプノの南に隣接するポマール1級。クロ・ブランの由来は、かつてシトー派修道僧がここに白ブドウを植えていたためである。出来上がるワインは、ポマールとしては繊細で優雅なスタイル。色も濃くはなく、舌触りも滑らか。エレガントなポマールに仕上がっている。

ローム、粘土、砂土壌。フレンチオークの樽で14ヶ月熟成。新樽を30％使用する。瓶詰は重力により、フィルターはかけない。

「樹齢55年の古木。砂を多く含む土壌。気品を備えた複雑なワイン。スパイシーさも感じる。」

ボーヌの北部の1級畑でベストと言われるマルコネ。サヴィニー・レ・ボーヌの同名畑に隣接するが、両者は高速道路で隔てられている。底土は石灰岩と泥灰岩が混ざっており、しっかりしたボディとミネラリーな余韻を伴う赤ワインとなる。マルコネの畑名は、4世紀まで存在していた西ゲルマン族のmarcomanni（”国境の人々”の意）が由来と考えられている。

1999年からドゥヴヴェイが耕作する畑。ペルチュイゾは村の南部に位置する1級畑で、表土は深く、粘土が強い。しっかりとした深みのあるルビー。ラズベリー、ブルーベリー、ダークチェリーなど果実のアロマが華やかに感じられ、味わいもリッチでキメ細かなタンニンがストラクチャーを形作る。

ボーヌにおける名醸畑のひとつがブレッサンド。13世紀にこの地所を所有していたJohannis Bressandの名が由来とされている。東向きの斜面で、赤っぽい土壌の中に砂が混じり水捌けも良い。よく熟したラズベリー、ブラックベリー、カシス。しっかりしたタンニンをたっぷりとした果実味が包み込む。