ルイス セラーズLewis Cellars
10年足らずでカルトワインに駆け上がった
力強いスタイルが人気
ルイスセラーズのオーナー、ランディ・ルイスはフォーミュラ3のレーシングドライバーなど23年間にわたりプロのレーサーとして活躍しました。彼はレーサーとしてヨーロッパに滞在している時代に各地の素朴なワインや、ヨーロッパの生活様式に大変興味を持ちました。
帰国後の1983年~1991年の間にフォーミュラ・5000、CAN NAM、インディ・カーなどで活躍、引退後の1992年にルイスセラーズを設立するに至ります。ワイナリー設立に当たって、彼のパートナーであり妻でもある デビー・ルイスの存在を抜きに語ることはできません。
彼女は、長年に渡りワインの流通に関わる仕事や、サンフランシスコの 老舗ワイン・バーのマネージメントに携わってきました。また、彼女の 実家はサクラメントで100年の歴史を誇る農場を経営しており、幼い頃から 果実栽培や農家としての生活に慣れ親しんできました。
彼女の助言とランディの ワイン造りに対する熱意が認められ、2001年のプレミアナパヴァレーオークションでは、並み居るカルトワインを押さえて最高落札額を記録、世界的な知名度を誇るカルトワイナリーとしての現在の地位を築きました。
とはいえ、ルイスセラーズは家族経営の小規模なワイナリー。生産されるワインは年間わずか9000ケースしかありません。完熟したブドウを使ったナパらしい力強いスタイルを得意とします
2016年ワイン・スペクテーターTOP100ではカベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー2013ヴィンテージが第一位に選出されました。
2013年1月よりワイン・メーカーはジョシュ・ウィダマン氏にかわりました。ジョシュはUCデイヴィス校を卒業後に15年のキャリアを積み、ルイスに入社しました。前職はパルメイヤーのアシスタント・ワイン・メーカーで、エリン・グリーン女史から多くを学びました。チムニー・ロック・ワイナリーに6年在籍した内の4年をアシスタント・ワイン・メーカーとして務め、その前はスタッグスリープ、グロリア・フェラー、チリのヴィーニャ・タラパカで修業しました。