ボンドBond
ナパのグラン・クリュともいうべき シングル・ヴィンヤード・テロワール・ワインのプロデューサー
ボンドの経営者はウィリアム・ハーラン、醸造責任者はロバート・レヴィで、名実ともにハーランの兄弟ブランド。 ともにフランスのグラン・クリュに匹敵するワインを作ることを目標とするが、そのアプローチは真反対。
ハーランがオークヴィルの偉大なクラシック・ブレンドと称されるのに対して、ボンドは単一畑でその個性を競わせる、 ブルゴーニュ方式。唯一メイトリアークのみプレミアム・マルチ・ヴィンヤーズ・ブレンドとして 複数の畑のブドウをブレンドしている。
ボンドとは
「ボンド」は、ハーラン・エステートが10年前より温めてきた、新プロジェクト。 ハーランは、数種の畑のブドウをブレンドして造られますが、ハーランのそれぞれの畑は ブレンドしてしまうのが惜しいぐらいの秀逸なポテンシャルを持っています。
このハーランの畑ごとの個性を生かした新しいブランドが、「ボンド」シリーズです。
とはいえ、シングル・ヴィンヤードということに頑なにこだわるわけではなく、ボンドでは、何よりも「ワインの質のよさ」が追求されます。ブランド・イメージを重視、ハーランはあくまでハーランでなくてはならない。そこで、ワイン・メーカーのボブ・レヴィは、ボンドで新たなるカベルネによるワインを試みているのです。
使用ブドウは10年契約となっており、栽培・収量なども、ワイン・メーカーのロバート・レヴィが 細かく指示を出しています。 彼はブルゴーニュのワイン(とりわけDRC)に興味を持っており、 ボンドでは、ナパのカベルネによるテロワールの違いを表現したいという思いを抱いています。
それぞれの畑の個性を生かしたテロワール重視のワインを造りたい、より様々な栽培方法にチャレンジしたい、 というハーランのプロジェクト(ボンド)は、よりすばらしいカベルネによるワインを造っていこうとする試みで、 各専門誌・専門家も非常に高評価をあたえており、 現地ではハーラン同様、非常に入手が困難となっています。