ダッシュ セラーズDashe Cellers
フードフレンドリーでエレガントなジンファンデルとリースリングを造る、仲睦まじいアメリカ人&フランス人夫婦
UCデイヴィスで学び、ファーニエンテ、シュラムスベルグなどカリフォルニアの著名ワイナリーで修業を積んだマイケル・ダッシュはその後クラウディ・ベイ、Ch. ラフィット・ロートシルトのラボで経験を重ね、帰国後リッジにて名匠ポール・ドレイパーのアシスタントワインメーカーを務めた輝かしい経歴を持ちます。
また、同じく奥さんのアンもフランスのボルドー大学を卒業後シャトー・ラ・ドミニクで働き、カリフォルニアのシャペレでは、有名な『フィリップ・タイタス』の元でワイン造りを学びました。
そして彼らは出会い、結婚し、カリフォルニアに戻って自らのワイナリー『ダッシュセラーズ』を立ち上げました(ちなみに彼らを引き合わせたのはフィリップ・メルカ)。
こうして始めた夫婦2人3脚のワイナリー『ダッシュセラーズ』は、友達の『クラインセラーズ』の設備を借りてのスタートでしたが、マイケル&アンの確かな実力に裏付けられたワインはあっという間に人気になり、たった2年後の1998年には自社の設備を持つことが出来る様になりました。
ダッシュセラーズのブドウの熟度は過熟ではなくあくまで適熟。そして樽の風味を極力付けないよう大樽など伝統的な手法を応用し小ロットで仕込みます。発酵は野生酵母、濾過やオリ引きはまったく、もしくはほとんど行いません。
伝統産地ドライクリーク・ヴァレーのジンファンデルはパワフルではなく、あくまで食事にマッチするエレガントなスタイル。メンドシーノのリースリングもまた美しい酸味を持つ精細な味わいです。
ダッシュセラーズのラベルには”なまずにまたがるサル”が描かれています。これは、全く違う土壌でワインを学んだ二人が同じ理想を求めて進むさまを表現しています。