ブリリアント ミステイク ワインズBrilliant Mistake Wines
設立3年目にして高額落札されたナパの注目株
ブリリアント・ミステイクは、ジョン&ステイシー・ライナート夫妻が始めたプロジェクト。ファースト・ヴィンテージは2013年。2017年のプレミア・ナパ・ヴァレー・オークションでは、まだ3年目のワイン、2015ヴィンテージが$30000/60本(=1本約5万円!!)という高額で落札され話題となりました。各ワインメディアも、「3年目にして、このロケット・スタートはなぜ?」と驚きました。
オーナーのジョンはフィラデルフィア出身。カリフォルニアにはミュージシャンになる為に移住しました。その後は別の職業で財を成し、妻ステイシーとサンフランシスコ・ベイエリアに住みながら、セカンド・ハウスとしてヨントヴィルにも住み、ナパ・ヴァレーでワインと食を楽しんでいました。
様々なワイン・イベントに参加しながら、多くのワイン・オーナーやワインメーカーと知り合いになるうち、ワイン造りへの情熱が高まっていきます。その時に知り合い、素晴らしいアドバイスをしてくれたのが、レアムのホアン・メルカードや、トーマス・リヴァース・ブラウンだったといいます。
そこから夫妻は彼らのアドバイスに従い、『他にない個性を持ったプレミアム・ワインを造ること』という確固たる信念を固めた上で、ナパ・ヴァレーの銘醸畑から人脈を駆使して素晴らしい葡萄を調達し、素晴らしいワインメーカーとも契約してワインの世界に飛び込みました。
インパクトのあるブランド名と個性的なボトル
ブリリアント・ミステイクは直訳すると『華麗なる間違い』。イギリスのミュージシャン・エルビス・コステロの曲で有名です。この個性的なブランド・ネームを付けた夫妻。
ラベルは何がいいだろう?という時に、妻ステイシーから「ラベルを一度決めてしまうと、すぐには変えることは難しい。いっその事、ラベルは無しにしたら?」とのアドバイス。
この逆転の発想から、誰もが忘れない印象的なパッケージが完成しました。
ワインメーカーはフィリップ・メルカの片腕
ワインメーカーを務めるのはMaayan Koschitzky( メイヤン・コスチスキ )。ダラ・ヴァレ、スクリーミング・イーグルなどで経験を積み、現在「アトリエ・メルカ」フィリップ・メルカのワインコンサルタント・ワインメイキング・チームのディレクターを務める敏腕ワインメーカーです。
彼のクライアントの要望に沿ったワイン造りには定評があり、フィリップ・メルカの片腕として活躍しています。