トゥー リバーズTwo Rivers
トゥー リバーズの早わかりポイント
- 個性豊かな畑の掛け合わせで生まれる深みとピュアを両立した味わい
- 生まれ故郷だからこそ分かる!マールボロのテロワールへの深い知見
アロマの掛け合わせで、マールボロのワインを更なる高みへ導く
トゥーリバーズはDavid Clouston氏によって2004年に設立された、ニュージーランド・マールボロのワイナリーです。マールボロを育む2つの河川「ワイラウリバー」と「アワテレリバー」から命名されました。
トゥーリバーズでは、鮮烈な果実味をもつマールボロの伝統的なスタイルを活かしつつも、よりエレガントな味わいが表現されています。
トゥーリバーズは、念願であった自前の醸造所「THE WINE STUDIO」を2019年に本格稼働させたばかり!「直射日光や雨風の微妙な影響すら無くしたい」というこだわりから貯蔵タンクも屋内に設計され、マールボロでは珍しい造り。マールボロエリアにとって久しぶりとなる新規醸造所は注目を集めています。
またトゥーリバーズでは、ステンレスやオーク樽のみならず、コンクリート製のエッグタンク、アンフォラなど豊富な材質のタンクが完備され、品種に応じて多様なアプローチが行われています。 探求心に溢れ、常に進化し続ける・・・目が離せないワイナリーです。
異なる畑のブドウを掛け合わせ、生まれる味わい
ソーヴィニヨンブランをはじめとするトゥーリバーズのワインは、2本の河川沿いに広がる複数の畑から収穫したブドウをブレンドして造られます。
土壌や気温が異なる微小気候の畑で育まれた、それぞれのアロマを掛け合わせることで、ワインに複雑さと深みがもたらされます。そしてピュアな味わいの中に優雅さが加わるのです。
好奇心旺盛!スピード感ある造り手
David Clouston氏(オーナー/醸造家)
マールボロの地で5世代続く農家の下に生まれたDavid氏は17歳からワインの道を志し、ニュージーランドで栽培と醸造学を修めたのち、ヴァヴァサワー等で経験を積みました。
その後、海外へ渡りコンサルタントワインメーカーとしてフランス、スペイン、コルシカ、アメリカ、チリで合計25ヴィンテージに携わっています。
各地で得た知識を持ち帰り、立ち上げたワイナリーがトゥーリバーズです。生まれ故郷だからこそ、マールボロのテロワールを細部まで深く理解していることがDavid氏の最大の強みと言えます。そして現在も世界中を飛び回ってリアルな情報をアップデートし、マールボロでのワイン造りに反映しています。
またソーホー ワインズの醸造を手掛けたり、マールボロ産のクラフトビール造りに携わったりと、枠に囚われず多面的に活躍する人物です。
河川沿いの渓谷に広がるトゥーリバーズの畑
トゥーリバーズのワインは、温暖で日照に恵まれ、水捌けがよく石の多い土壌をもつ「ワイラウヴァレー」、 標高が高く、冷涼で乾燥していて風も強い「アワテレヴァレー」、比較的冷涼で、粘土質が多く複雑な土壌の「サザンヴァレー」3つのヴァレーにある複数の畑のブドウから醸造されます。
ワイラウヴァレー、アワテレヴァレーでは主にソーヴィニヨンブランが栽培されています。
トゥーリバーズ、メインの自社畑 Brookby Hill Vineyard はサザンヴァレーに位置し、主にピノノワールを栽培しています。 氷河土壌など古い年代の土壌が広がり、砂利混じりの沈泥の中に粘土質が豊富に含まれることが特徴的な畑で、 しっかりとした骨格と深みのあるピノノワールが育まれます。
また Brookby Hill Vineyard の斜面ではシラー、シャルドネ、リースリング、ピノグリなど、多様な品種の栽培が展開されています。
トゥーリバーズのセカンド「ブラックコテージ」
トゥーリバーズが手掛けるもう一つのブランドが、ブラックコテージです。
ブラックコテージのコンセプトは“お手頃で親しみやすく、おいしいこと”。バーベキューやピクニックなど外飲みにぴったりなスタイルを提案しています。
モチーフとなっているのは、David氏が実際にマールボロに所有するコテージであり、家族や友人と食卓を囲み、気取らずワインを楽しんでほしいという思いが込められています。 驚くほど飲み心地がよくシンプルな味わいのワインは、幅広い世代から人気を誇ります。