リヴァイアサンLeviathan
リヴァイアサンの早わかりポイント
- あの『スクリーミング イーグル』も手掛けた醸造家アンディ・エリクソンが造る珠玉のカリフォルニアワイン
- 高品質なナパ・カベルネに匹敵する味わいをリーズナブルに楽しめる!
- 10年以上90点超えのハイスコアを獲得し続ける一貫したクオリティ
ナパを代表するトップ醸造家による知識と経験を駆使した価値ある1本
リヴァイアサンは、ナパを代表するトップ醸造家のひとり、アンディ・エリクソン氏が造るワインです。2004年から自身のブランドとして、カベルネソーヴィニヨン主体のレッドブレンドを手掛けています。
アンディ・エリクソン氏のワイン造りのキャリアは、30年以上に及びます。
彼はこれまでに、“キング・オブ・カルト”として君臨するスクリーミング イーグルなど錚々たるナパワインを手掛け、その評価を押し上げてきました。また2023年現在、アリエッタ、アルファ オメガ、ダラ ヴァレ、ト カロン ヴィンヤード、マヤカマスなど、市場価格が数万から数十万円にも達する、プレミアムワインのコンサルタントを多数務めています。
そんなナパを知り尽くしたアンディ・エリクソン氏が“ヴィンテージごとに最高の赤ワインを造る”というコンセプトをもって生み出すのがリヴァイアサンです。
ブドウ栽培エリアの枠を超え、北カリフォルニア中から厳選した類まれなるヒルサイドの畑。そして、彼の卓越したブレンディング能力によって『高品質なナパ・カベルネに劣らない味わいと、リーズナブルな価格』を両立させています。
「リヴァイアサン」の名前は、旧約聖書に登場する巨大な海の怪獣が由来となっています。ワイン名の如く、リヴァイアサンには、その年の北カリフォルニア全体を表す大きなスケールと、アンディ氏の経験に基づく深い哲学が込められているのです。
ワインの価格高騰が著しい中、日本市場へ登場したリヴァイアサン。人気の高いナパ産カベルネに匹敵するクオリティを手頃に味わえることから、入荷が始まるや否や、話題となりました。リリースからすぐでも美味しく、長期熟成のポテンシャルも高いこのワインに、ソムリエや流行に敏感な愛好家からの注目が集まっています。
数多のプレミアムワインにとって欠かせない存在、アンディ・エリクソン
リヴァイアサンの創業者であり、ワインメイキングを担うアンディ・エリクソン氏は、ナパを代表するトップレベルのワイナリーで活躍してきた醸造家です。アンディ氏は現在、ナパヴァレー ヴィントナーズの理事会会長も務めています。
若き日のアンディ氏は、広告関係の仕事に就いていました。ワイン好きが高じて、長期休暇で訪れたのは南米アルゼンチン。メンドーサに約1年定住し、畑やワイナリーの仕事を手伝いながら暮らしていました。
そこである人物と知り合ったことが、彼の転機となります。
その人物とは、著名醸造コンサルタントのポール・ホブス氏です。偶然の出会いをキッカケに、当時ポール氏が手掛けていたワイナリーのひとつ、ナパのスタッグス リープ ワインセラーズで働くことになったアンディ氏。アメリカへ戻り、1994年からワイン業界でのキャリアが始まりました。
本格的な収穫を経験し、ワイン造りを目の当たりにした彼はますますワインの虜となり、スポッツウッドなどで働きながら、UCデイヴィス校の大学院へ進み、醸造学の学位を取得しました。
その後も、ハーランエステートなどの一流ワイナリーで経験を積み、2001年にはスタッグリンのワインメーカーに就任。2004年からは、サンタバーバラのホナータで醸造コンサルタントも務めます。
そして2006年には、キング・オブ・カルトとして圧倒的知名度を誇るスクリーミング イーグルのワインメーカーに。これは、ナパワインの女神の異名を持つハイジ・バレット女史の後任という大抜擢でした!
しかもワインメーカー就任のわずか1年後、2007年ヴィンテージの“スクリーミング イーグル カベルネソーヴィニヨン”は10年ぶりとなるパーカー100点満点。アンディ・エリクソン氏はその手腕を遺憾なく発揮したのです。
スクリーミング イーグルを離れた後も、名立たるナパのカルトワインを手掛け、その度に各ワイナリーの評価を押し上げてきたアンディ・エリクソン氏。現在は、10ワイナリーのコンサルタントを務めながら、自身のブランドであるリヴァイアサンとファヴィアにも情熱を注いでいます。
アンディ・エリクソンに影響を与えた3人のメンターも超大物ばかり!
天賦の才と幸運に恵まれたアンディ・エリクソンは、本格的にワインの道へ進み始めた頃、1人目のメンターとの出会いを果たしました。それは、ジョン・コングスガードです。自身の名を冠するワイナリーの設立前、ニュートンの醸造家として手腕を振るっていた時代、ジョンに師事していたアンディは、ワイン造りの多くを学びました。醸造における基本テクニックから、人の手の介入を最小限に抑えたワインへのアプローチ。また、農業や自然、そして人々の暮らしと密接に繋がるワインの哲学的な側面など、ジョンから教わったことは数え切れないと言います。
2人目のメンターは、長年の仕事仲間であり、ナパ屈指のヴィンヤードマネージャーであるデヴィッド・エイブリューです。デヴィッドが築いてきた畑との繋がり、またバランス感覚に優れた緻密なブドウ栽培は、ワイン造りに良いインスピレーションを与え続けています。
そして3人目は、世界的醸造コンサルタントのミッシェル・ロランです。ミッシェルは仕事仲間であり、的確なアドバイスをくれる師であり、大切な友人なのだそう。味覚を磨くことや、思い描いたワインのテクスチャーを表現することなど、ブレンディング能力向上のために手助けしてくれた存在です。
こうして、アンディが手掛けるワインは、ナパの歴史を紡いできた人々と切磋琢磨しながら、研ぎ澄まされていきました。
リヴァイアサンの成り立ち
飲み手にとって魅力たっぷりなリヴァイアサンですが、実は“偶然から生まれたワイン”でした。
事の始まりは、アンディ・エリクソン氏が、栽培家の妻アニーさんと共に造るファヴィアにあります。ファヴィアは、カベルネソーヴィニヨンとカベルネフランを主軸として、アンディ&アニー夫妻によって2003年に設立されたワイナリーです。
翌2004年のワインを造った際、ナパよりさらに内陸へ入ったシエラ・フットヒルズのエリアから調達したブドウのロットが残ったのです。その品質があまりに素晴らしかったことから、“ファヴィアのセカンド”という立ち位置で400ケースのワインを生産したところ・・・瞬く間に完売!
このワインの評判を受け、「ナパを拠点とし、ナパのワインを愛している私たちの物差しをもって、あえてナパだけに縛られず、広い視野でいい畑を探してみよう!」というアイディアが浮かびました。そこから、リヴァイアサンの構想が始まったのです。
2008年、リヴァイアサンは選りすぐりの畑と長期契約を結び、“ヴィンテージごとに最高の赤ワインを造る”というコンセプトのもと、本格始動しました。
リヴァイアサンのために厳選された、個性豊かな畑
ひとつの産地にこだわらず、適材適所のブドウの個性を活かすことで、ハイクオリティなワイン造りを目指したリヴァイアサン。ナパはもちろん、ソノマカウンティやレイクカウンティの中から個性的な畑を探し回る日々は、まるで“ワイン・サファリ”のようだったと、アンディ&アニー夫妻は振り返ります。
栽培農家とワイナリーを繋ぐリレーション担当には、トレジャリー ワイン エステーツや、ヒュネイアス ヴィントナーズなどの大手で活躍してきたニコル・ハイデン氏を迎え、盤石な体制の元、上質なブドウを調達しています。
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ランチョ・サリーナ(ソノマ/ムーン・マウンテン AVA)
品種:カベルネソーヴィニヨン、メルロー、プティヴェルド標高約152m。急勾配で石が多い、東向きの畑。火山岩と強力な粘土質からなる土壌で、敷地内の石によって作られた岩壁に並ぶ、段々畑が特徴です。カーネロスによく似た気候で、サンフランシスコ湾からの影響を大きく受けています。
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ファウスト・ヴィンヤード(ナパ/クームズヴィル AVA)
品種:メルロー標高約15m。シルトと粘土質からなる土壌の畑。火山岩や堆積岩を含んでいます。 午後の陽光の温かさと、サンフランシスコ湾から吹きつける強く冷たい風が、メルローにまろやかな味わいと素晴らしい柔らかさをもたらします。
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オブシディアン・リッジ(レイク/レッド・ヒルズ AVA)
品種:カベルネソーヴィニヨン標高約762m。豊富な黒曜石と有機物で構成された砂利質土壌の畑。 黒曜石は水を蓄えないため非常に乾燥しており、ブドウの樹は水分を得ようと地中深くに根を張っています。
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ワイルド・ダイヤモンド(レイク/レッド・ヒルズ AVA)
品種:プティシラー標高約518m。多孔質で水捌けのよい土壌の畑。 赤みを帯びた土には、火山噴火の影響で散らばったキラキラと輝く本物のダイヤモンドや玄武岩が含まれています。
※AVA(American Viticultural Areas):アメリカ政府が認定するブドウの栽培地域分類
アンディ・エリクソンの卓越した技術によって生まれるレッドブレンド
これまでに、数多のプレミアムワイナリーから醸造を任されてきたアンディ氏。クライアントが望む味わいやスタイルを表現する術に長けていることは、言うまでもありません。
リヴァイアサンにおいては、ヴィンテージによってブレンド比率が細やかに調整されています。
主体となるカベルネソーヴィニヨンは、そのタンニンによりワインの骨格と力強さを形成します。そしてメルローは、ジューシーな味わいをもたらし、冷涼な年にはドライハーブのニュアンスが表れることも。シラーやプティシラーは、チョコレートやモカの風味を与えます。またプティヴェルドは、アーシーさを加えるのに重要な品種であり、果実味が豊かな傾向にあるカリフォルニアワインにおいて、引き締め役を担ってくれます。
それぞれのブドウの良さを引き出して組み合わせることで、年間1種類という渾身のワインが生まれるのです。
10年以上連続でハイスコアを獲得!リヴァイアサンに対する評価
アンディ・エリクソン氏は、ナパきってのプレミアムワインを輩出する、醸造のプロフェッショナルでありながら、根っこにはワイン愛好家だった頃の気持ちを持ち続けています。
そんな彼が生み出すリヴァイアサンは、価格以上の価値あるワインとして、多くの評論家から長きに渡って支持されています。
- 2010年 ワイン・スペクテーター:91点、ヴィノス:92点
- 2011年 ワイン・スペクテーター:90点
- 2012年 ヴィノス:92点
- 2013年 ヴィノス:92点
- 2014年 ヴィノス:90点
- 2015年 ワイン・アドヴォケイト:92点
- 2016年 ワイン・アドヴォケイト:94+点
- 2017年 ジェームス・サックリング:94点、ジェブ・ダナック:94点
- 2018年 ジェームス・サックリング:93点、ジェブ・ダナック:94点
- 2019年 ワイン・アドヴォケイト:91点、ジェームス・サックリング:95点、ジェブ・ダナック:93点
- 2020年 ワイン・アドヴォケイト:92点、ヴィノス:90点、ジェームス・サックリング:93点
DATE: 2023.3.28
リヴァイアサンの醸造家
アンディ・エリクソンさんと
栽培家
アニー・ファヴィアさんご夫妻
がワッシーズにご来店♪
ワッシーズ姉妹店のレストランにご夫妻をお招きし、ワイン会を実施しました。リヴァイアサン日本入荷のお披露目イベントをいち早く開くことができ、感無量です!
華々しい経歴をお持ちのアンディさんですが、実は驚くほど謙虚で、温かいお人柄。アニーさんもまた、ハートフルでとびきり明るい素敵な方です。
アッパーなワイナリーからの栽培・醸造依頼が絶えないご夫妻ですが、「ワインは暮らしに寄り添うもの、日々おいしく楽しむもの」という想いを大切になさっていることが、お話の節々から伝わってきました。
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