アーサー セラーズArthur Cellars
アーサー セラーズ早わかりポイント
- 日本人醸造家桃井さんが造る少量高品質のピノ&シャルドネ
- 師匠はピノノワールの名手エド・カーツマン
- ブドウの調達先はソノマの名だたる銘醸畑ぞろい
日本人醸造家、桃井さんのこだわりが詰まったピノ&シャルドネ
アーサー・セラーズは、日本人醸造家の桃井隆宏さんがサンフランシスコで手掛ける少量生産のワイナリー。
それまではテレビ業界のディレクターだった桃井さんですが、2010年にワイン造りの世界へ飛び込み、インターンとして勉強のためカリフォルニアへ。2012年に桃井さん自身のワイナリー“アーサーセラーズ”を立ち上げました。
アーサー・セラーズでは、カリフォルニアのロシアンリバーヴァレーのテロワールにこだわった、少量高品質のプレミアムワインを手掛けます。
何でも自身でやらないと気が済まない性格という桃井さん。それ故にブドウを積み込んだトラックの運転から醸造・ボトリング、さらには日本へのインポートや営業活動までご自身でこなしてしまうそう。
アーサー・セラーズのワインの評価も高く、「日本で飲もう最高のワイン」品評会(2024年に終了)においてピノノワールは2015年に『愛好家部門プラチナ』『専門家部門ゴールド』を受賞以降、5年連続で受賞。また、シャルドネにおいても、初リリースの2018年に『愛好家部門プラチナ賞』を受賞以降2年連続の受賞を果たしています。
桃井さんの師匠はエド・カーツマン
桃井さんは、ピノノワールの名醸造家エド・カーツマン氏にワイン造りを教わっています。エド氏は、オーガスト・ウエストやサンドラーで知られ、かつては、ロアーのワインメーカーも務めた熟練のスキルの持ち主。
また、フリーマンの醸造家アキコ・フリーマンさんもエド氏に師事しており、桃井さんの姉弟子にあたります。
桃井さんは、エド氏の手掛けるオーガスト・ウエストやロアー、またアキコさんのワイナリーであるフリーマンで醸造を学んで行きました。
アーサー・セラーズの名付け親は、師匠であるエド・カーツマンご夫妻
“アーサー”は、桃井さんが息子を授かった時、お腹の中の子どもに語り掛けるためにニックネームとして名付けていた名前。
桃井さんは、当時まだ奥様のお腹の中にいた息子に語り掛けるため『アーサー』というニックネームをつけて語りかけていたそう。
そのエピソードを聞いたエド氏の奥様ミッシェルさんが「貴方が造っているワインにアーサーという名前をつけるべきよ」と提案。エド氏も「アーサーセラーズという社名は?」と助言したことから、ワイナリーの名前が決まったといいます。
アーサーセラーズのブドウはあの銘醸畑からも調達
アーサー・セラーズは、そのブドウ調達先も銘醸畑揃い。
シャルドネは、ソノマ・コーストにおけるぶどう栽培のパイオニアの1人、チャールズ・ハインツ氏の手掛けるハインツ・ランチから調達。
また、ピノノワールはカルトワインとして名高いコスタ・ブラウンなども使用するキーファー・ランチや、ロシアンリバーを代表する醸造家であり名栽培家でもあるロス・コブ氏が管理するチェリーリッジ。
そして桃井さんの姉弟子であるアキコさんの自社畑で、2019年にアメリカの権威あるワイン専門誌“ワイン・エンスージアスト”において『熟成させる価値のある世界のワインベスト100』8位に選出されたワインを生んだぶどう畑グロリアなど。
他の醸造家も羨む素晴らしい畑のブドウから造るアーサー・セラーズのワイン。
正直、お値打ちだと思います。
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