リットン・スプリングスの自社畑に隣接する、単一区画のジンファンデルの若木を100%使用したワインです。品種の魅力と区画の個性をたっぷりと表現するリットン・スプリングスの弟分的ワインです。コストパフォーマンス抜群で、この品種の魅力を十分に伝えるリッジの入門的ジンファンデルです。
■テイスティング・コメント
チェリーの香りとトースティーなオークの香り。ラズベリーの果実味とエレガントなタンニンがあり、フィニッシュにはミントのアクセントが続きます。
■畑について
リッジでは、2006年からイースト・ベンチを単一区画のワインとして生産しています。イーストベンチの畑は、ソノマ郡ドライ・クリーク・ヴァレーの東側、テラス状の台地に位置しています。
土壌は、約8000万年前に形成されたクレイローム土壌(埴壌土)に、ここを大昔に流れていた川の石が混じり、鉄分を多く含んだ赤い色をしています。よく風化した厚みのある表土で、ジンファンデルの栽培には向いています。テラス状台地すべてが同じ土質、同じ気候であり、ブドウの樹齢がもっと上がれば、畑由来の際立った個性が一層現れてくるでしょう。
■醸造について
最低限の人為的介入という我々の哲学に沿って、すべての工程が行われています。
自社畑で栽培された有機栽培のブドウを使用。醗酵は、ブドウは全て手作業で収穫され、破砕と除梗が行われた後、天然酵母でのアルコール発酵を経て、天然乳酸菌によるマロラクティック発酵を100%行います。
熟成は、天日乾燥させたアメリカン・オーク樽(新樽20%)で12か月間熟成を行い、ワインにオークの風味を加えます。亜硫酸の添加は最小限(破砕時に50ppm、熟成期間中に89ppmを追加)に留めています。瓶詰めをする前には、パッド・フィルターを使用して濾過されます。アルコール度数14.8%。
- Ridge East Bench Zinfandel[2019]
- アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ドライクリークヴァレー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- ジンファンデル100%
- 750ml