ピノ・グリ、ピノ・ブラン、アリゴテの3つ品種のユニークなブレンド・ワイン!
1998年から造り続けている白ワイン。フランスのブルゴーニュ/コルトン・シャルルマーニュにもその名を残すシャルルマーニュ大帝の妻の名「ヒルデガード」と白ワインの逸話からと命名されました。シャルルマーニュ大帝の白い髭が赤ワインに染まるのは見た目に悪く、妻のヒルデガードが白ワインを飲むことを薦めたことに因んでいます。
かつて、ブルゴーニュ/コルトンの丘には、シャルドネだけでなく、この3つの品種(ピノ・グリ、ピノ・ブラン、アリゴテ)が植えられていたという話にヒントを得て、造り始めました。
リッチで香ばしいヘーゼルナッツやバニラ風味のクリーム・ブリュレのニュアンスがあり、砕いた石の様な硬いミネラル感とレモンの皮やルバーブなどのハーブの要素が加わります。口中がコーティングされたような滑らかな口当たりと深い旨味があるミディアム・ボディのワインで、複雑味に富んだ仕上がりとなっています。様々なアジア系エスニック系料理との相性が抜群です。
畑は、ビエン・ナシード・ヴィンヤードのブロック12。ビエン・ナシードのワイナリーのすぐ隣にある区画のピノ・グリはアルザスのライトな(軽め)タイプでなく、リッチでオイリー凝縮感たっぷり。そこに石を感じるようなミネラル感がある硬い印象のピノ・ブランと、秀逸な酸が魅力のアリゴテをブレンドすることにより、シャルドネにも引けを取らず、他にないオー・ボン・クリマ・スタイルの香りの良い白ワインとなります。
フランス/フランソワ・フレール社のフレンチオーク新樽100%で、品種ごとに発酵、熟成(約24か月)を行った後に、ブレンドし、他の白ワインより長い瓶内熟成を経てリリースされています。
■オー・ボン・クリマについて
オー・ボン・クリマは、1982年にジム・クレンデネン氏が設立しました。一度見たら忘れない三角形のラベルが特徴的なオー・ボン・クリマは、ブルゴーニュ・スタイルを表現するカリフォルニアを代表するワイナリーです。
オー・ボン・クリマのコンセプトは、コンテストや評論家に受けるのではなく、食事を通して楽しめる飲み飽きないワインを造ること。濃厚なカリフォルニアワインがもてはやされ、評論家が高得点を連発した時代もブレずにジム自身の理想のワインを造り続けてきました。そして、現在、オー・ボン・クリマは、年間数万ケースを製造する規模にまで成長、カリフォルニアワインを代表する生産者となっています。
ジム・クレンデネン氏は亡くなってしまいましたが、その意思を引き継いだ子供たちが、今後も素晴らしいワインを造っていくことでしょう。
- Au Bon Climat Hildegard White Wine[2020]
- アメリカ/カリフォルニア/サンタバーバラ/サンタマリアヴァレー
- スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
- ピノグリ50%、ピノブラン45%、アリゴテ5%
- 750ml