サトウ・ワインズの特別なピノノワール!
自社畑に植えられたピノ・ノワールの中でも、佐藤さんが特に土壌や日照条件において最適と捉えている区画「Block 3」(東向きの斜面で、醸造所のすぐ手前)に植えられたブドウを使用し、100%全房発酵で仕込まれる限定生産のワインです!
ワイン名の「ヴィオレット」には、その名の通り「スミレのような華やかで魅力的な風味を備えたワインになりますように」という想いが込められています。また、佐藤さんが研修していたブルゴーニュで、ジャン・イヴ・ビゾー(Bizot)が所有する「ヴィオレット(Violettes)」という区画のワイン(ヴォーヌ・ロマネ村内でありながらシャルドネが植えられている)に深い感銘を受け、強く印象に残っていたことも、ネーミングの由来となっています。
■輸入元のコメント
自社畑の中でも、佐藤さんがピノ・ノワールに最も適していると信じる区画Block3から、わずか数樽のみが仕込まれます。師と仰ぐジャン・イヴ・ビゾーの教えを受けて、全房発酵にも取り組む佐藤さんですが、全房ならではのセイヴァリーな魅力に加え、区画を厳選することによる凝縮感と際立った個性が、このワインにしかない特別な魅力を生み出しています。
■栽培について
自社畑ラ・フェルム・ド・サトウの中で、佐藤さんがピノノワールにとって最も条件に優れていると信じる区画Block3のブドウが使われています。クローンは、Clone667、115。
■醸造について
手摘みされたブドウは、全房のままカーボニック・マセレーション(徐々に人の足で潰していき、トータル35日間)を行います。その後、バスケットプレスにて圧搾され、オーク樽(新樽53%)にて、19か月熟成します。瓶詰め前にトータル15ppmの亜硫酸を添加し、瓶内熟成を12ヶ月間以上行っています。無濾過、無清澄。アルコール度13.9%。
■自社畑ラ・フェルム・ド・サトウについて
フランスを中心に自身がナチュラルワイン造りを目指すきっかけとなった尊敬する伝統的な自然派ワインの生産者たちに学び、「ワインとは何か」を突き詰めてきた佐藤さん夫婦にとって自社畑は、まさに念願だったと言えます。
遂に良好な条件の土地を見つけ、自社畑プロジェクトがスタートしたのは2015年のこと。セントラル・オタゴ/ピサ地区の平均標高300mを超える高所のロケーションに、適度な広さがあり傾斜の激しい斜面に位置する絶好の土地を見つけ購入したのです。
当初からビオディナミ栽培をスタートさせ、3.1haという面積にピノノワール、シャルドネ、シュナン・ブラン、カベルネフラン、ガメイという5つのブドウ品種が植えられています。
■サトウ・ワインズについて
サトウ・ワインズは、佐藤嘉晃・恭子夫妻が2009年に設立したワイナリーです。佐藤さんの根底にあるのは、ワインの一飲み手として親しんでいた銀行員時代に培われたという「いつか自分でものづくりがしたい。造るならワインがいい。」という想いです。
その想いに突き動かされるようにニュージーランドへと渡り、一から栽培・醸造を学び、セントラル・オタゴの先達たちの元のみならず、ヨーロッパ(フーバーやビゾー、ピエール・フリック、パカレ、ビネールなど)も含めて精力的に動くことで、たくさんの経験を重ねてきた2人のワインに向き合う姿勢は真摯そのものです。
また、サトウ・ワインズのワイン造りについて大前提となるのは、ワインを生み出す土地へのリスペクト。だからこそ畑での作業を何よりも優先させ、ビオディナミ、もしくはオーガニック栽培にこだわり、基本的に添加物を用いないナチュラルな醸造アプローチを採用しているのです。
しかし出来上がるワインは、トレンディな飲みやすさのみを追求するものでは決してなく、佐藤夫妻が大きな影響を受けたという伝統国の偉大な造り手たちと同じように、テロワールをワインに表現しきる見事なクオリティとなっています。
- Sato La Ferme de Sato Les Violettes[2022]
- ニュージーランド/セントラルオタゴ/ピサ
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: やや重口
- ピノノワール100%
- 750ml