デボーチーDebauchee
デボーチーの早わかりポイント
- オーナーのジェイソン・フーの夢のナパワイン・プロジェクト
- 快楽を極限まで突き詰めたセクシーなナパカベルネ
- ナパを代表する豪華3人のトップワインメーカーが揃い踏み
- ワイン造りに使うのはナパ・ヴァレーの綺羅星のような畑から収穫した一流の葡萄ばかり
孔子の言葉に忠実な“快楽を求める”ナパカベルネ
デボーチーは、創業者であり、大のワイン愛好家でもあるジェーソン・フー氏がの夢が詰まった、プレミアムなナパ・カベルネ・プロジェクト。
Debauchee(デボーチー)とは「放蕩物 、快楽主義者 」 、「ひとつのことに極限までものを突き詰めること」を意味します。ワインという快楽を極限まで突き詰めようというインスピレーションからこのブランド名が付けられました。
デボーチーのウェブサイトには、“食と性への欲求は人間の本性の一部である”という孔子の言葉があります。
オーナーのジェイソン・フー氏はこの孔子の教え通り『人がワインを飲む本当の理由は、テロワール理解の為ではなく、快楽的な体験である。』という考えています。そのため、デボーチーのワイン造りは、ぶどう畑や産地のテロワールを重視する、最近のトレンドであるテロワールを追求するワイン造りとは一線を画すアプローチを取ってるのです。
またワインボトルには、イメージを惹きたてる為にランジェリー姿の女性が描かれ、黒レースのストッキングに包まれたセクシーなものとなっています。
一見、俗物的ではありますが、本能に忠実なフー氏の考えに基づいたものかもしれません。
デボーチーは、ナパ・ヴァレーのトップ3のワインメーカーが造ったワインを、それぞれの樽からデボーチー用に特別に選抜したスペシャル ・ ブレンド。ラベルは3種類ありますが、中身のワインはすべて同じです。
デボーチーを手掛ける3人のスターワインメーカーたち
デボーチーを手掛けるのは、ワイン界のトップワインメーカーたち。
レアムをまたたく間にナパのトップワイナリーに押し上げた“ブノワ・トゥケ”、ミシェル・ロランと並ぶスターワインコンサルタントとしても知られる“フィリップ・メルカ”、ニュー・ワールドでもっとも偉大なカベルネ生産者と評される“トーマス・リヴァース・ブラウン”の豪華3人が辣腕をふるいます。
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ブノワ・トゥケ
【代表ワイン】レアム、ハートウェル、カタ、フェ・マン、ティーター・トッター等ボルドー大学で醸造学と化学の学位を取得。友人であり師匠でもあるミシェル・ローランの助けを借りて、2000年代初頭にナパ・ヴァレーに移り住みました。
ブノワは、レアムを手掛けると瞬く間にロバート・パーカー氏から連続して100点満点の称賛を受けるようになりました。
彼の真摯な姿勢と生まれもった才能は、無名だった小さなワイナリーを、最も期待されるワイナリーに仕立て上げたと、高く評価されています。
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フィリップ・メルカ
【代表ワイン】メルカ、レイル、メリーヴェール、ブライアントファミリー、ハンドレッドエーカー、ダナ・エステ―ツ等ボルドー出身のフィリップ・メルカ氏は、ミシェル・ロランと並びスターワインコンサルタントとして知られており、数多くの有名ワインのコンサルタントを手掛けています。
フィリップ氏の有名なカベルネ・ソーヴィニヨンのスタイルは、フランスのワイン製造の伝統と現代の技術を見事に融合させたもの。その結果、正確で純粋、かつエレガントなワインが生み出されています。
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トーマス・リヴァース・ブラウン
【代表ワイン】シュレイダー、リヴァース マリー、ダブル・ダイヤモンド、プリド~ウォーカー、レヴァーナ等デボーチーを手掛ける唯一のアメリカ人であるトーマスは、シュレイダーにおいてパーカー100点を連続取得した経歴を持ち、今でも多くの一流生産者のワイン醸造を担当しています。
ワインスペクテーターはトーマスに「ミダス・タッチ(=触る物を何でも金にしてしまう能力を持つギリシャ神話のミダス王にちなむ)」「トップ・ガン」の評価を与えています。
その手腕から、「ニュー・ワールドでもっとも偉大なカベルネ生産者」の評されています。
ワインへの情熱と人脈を兼ね備えたオーナー、ジェイソン・フー氏
カリフォルニア大学バークレー校で電子工学を専攻し、シリコンバレーでIT設計エンジニアとして勤務していたジェイソン氏は、そのころからワインテイスティングに強い興味と才能を見出していました。
2009年ワインへの強い情熱に駆られて故郷・中国へ戻り、ワインの輸入ビジネスを始めます。
当初はフランスワインを中心に扱っていましたが、2012年からはカリフォルニア・ワインに大きな可能性を感じ、ハーラン、レアム、ダナ、シュレイダー、コルギン、ポール・ホブス、スローン、コンティニュアム、フェ・マンなどのカルト・ワインを輸入するようになりました。
今では、中国におけるナパ・ワインの第一人者として知られています。
そして2018年、ワイン愛好家として、また輸入業者として培ったコネクションを使い、ついに自分自身のワイン・ブランドをスタートさせました。
ジェイソン氏は、ナパ・ヴァレーの素晴らしい葡萄を、最高に美しいワインに昇華させるという情熱を持っています。
使用するのはナパ・ヴァレー銘醸畑のぶどう
デボーチーの葡萄は、ナパ・ヴァレーの綺羅星のような銘醸地から厳選したものを使用しています。
【使用畑(参考)】
- プリチャード・ヒル:マルティネズ
- オークヴィル東:テンチ(スクリーミング・イーグルの隣)
- オークヴィル東丘陵:オークヴィル・ランチ
- セント・ヘレナ西:セメタリー(ラス・ピエ・ドラスの隣)
- セント・ヘレナ東丘陵:エコトーン(旧ソレヴィロス)
- レイク・ヘネシー北:タルマッジ(メルバリーの隣)
- クームスヴィル:コールドウェル
- ラザフォード東丘陵:アッパー・レンジ(ジ ョルジュ・ザ・サードを見下ろす場所)