商品情報
ナパヌックは、ドミナスの単なるセカンドワインではなく、「若いうちから堪能できるワイン」としてドミナスとは違うコンセプトで造られます。ドミナスと同じ製法で造られるワインは、ドミナスが持つ優雅でエレガントなスタイルを継承しながら、カジュアルに愉しめる親しみやすさも兼ね備えた1本です。
■テイスティング・コメント
外観は紫がかった濃いルビーの色調。熟したラズベリーやチェリー、カシスなどの果実のアロマに、スミレやローリエ、煙草などのニュアンスが漂います。
口当たりはしなやかで、濃厚な果実味とシルキーなタンニンが、コクと凝縮感のある味わいを形成。エレガントな酸とトーストの風味を纏った余韻が長く残ります。今後の熟成ポテンシャルも備えたエネルギッシュな1本です。
■ヴィンテージについて
2019年の冬と春は湿気が多く、温度差が激しい季節でした。その後6月には、約39度の熱波が到来し、湿った土壌と高気温のため、ブドウ樹は夏の間に一気に成熟しました。
この暑さは9月まで続き、例年よりも暑い年となりました。収穫は9月末から行われましたが、熱波のため、通常の収穫量の3分の2となっています。
■畑について
ナパの南側に位置する自社畑ナパヌック・ヴィンヤードは、比較的に冷涼な気候を持つ地域にあります。火山性の扇状地で、水はけが良いという特性を持つ一方で、畑の下に大きな岩盤が存在するため、十分な保水力も確保しています。砂利質で粘土質のローム層が広がり、栽培面積は42ヘクタールです。
ドライファーミングという方法を採用し、灌漑を一切行わない代わりに、自然の降水だけでブドウ樹に水分を供給します。この結果、ブドウ樹の根が深く伸び、土地の養分を豊富に吸収しています。
ナパは日照時間が非常に多く、強い日差しも特徴です。そのため、畝の片側のブドウが日焼けしないよう、元々南北向きだった畝を30年かけて東西向きに植え替えました。
■醸造について
発酵は、ポンピングオーバーを丁寧に行い、優しい抽出を行っています。なるべく人的介入を控え、ピュアで複雑味がありバランスのとれた、畑の個性を表現するワインを造りだしています。フレンチオーク樽(新樽率20%)で16カ月間熟成しています。
■ドミナスについて
ペトリュス、オザンナなどボルドー右岸のスターワインを育てあげた、世界屈指のワインメーカー「クリスチャン・ムエックス氏」。その名匠が手掛ける渾身のプレミアム・ナパワインが、ドミナスです。
ファースト・ヴィンテージは1983年。最初は伝説的なナパワイン「イングルヌック」のジョン・ダニエル氏の娘=ロビン・ダニエル・レイル女史とマーシャ・スミス女史とタッグを組み、スタートしました。その後、1995年に、クリスチャン・ムエックス氏はドミナス・エステートを完全に所有・運営することになりました。
基本情報
英語名 |
Napanook (Dominus)[2019] |
生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/ナパ/ナパヴァレー |
生産年 |
2019 |
生産者 |
ドミナス ワイナリー情報を見る |
タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口 |
品種 |
カベルネソーヴィニヨン87%、プティヴェルド8%、カベルネフラン5% |
容量 |
750ml |
評価・得点 |
ワイン・アドヴォケイト:93点ワイン・スペクテイター:93点 |