リッジのガイザーヴィルは、リットン・スプリングスと肩を並べる2枚看板のジンファンデルです!
赤系果実の華やかな芳香に、ハーブやスパイス、オーク由来の複雑な風味が艶やかに重なり合い、美しい酸味としなやかなボディが調和した、フィネスあふれるワインです。
■生産者のコメント
深いルビー色。ブラックチェリー、ダークプラム、ほのかなハーブ、ベイキング・スパイス(シナモン、ナツメグ。クローヴなど)、香ばしいトーストしたオーク樽、そしてラベンダーの香りが広がります。
口に含むと、濃厚な赤いチェリーとラズベリーの風味が印象的で、繊細なタンニンと生き生きとした酸味のバランスがよくとれており、長く心地よい余韻へと続きます。
■栽培について
このガイザーヴィルは、同じ土壌タイプの隣接する3つの自社畑で栽培されたブドウを使用しています。
畑は、カリフォルニア/ソノマ郡アレキサンダーヴァレーの西端に位置し、土壌は砂利混じりのローム土壌です。最も若い樹で15年、一番古いものは125年以上。60%が樹齢50年以上となっています。
■醸造について
最低限の人為的介入というリッジの哲学に沿って、すべての工程を行っています。
ブドウを手済みで収穫。ブドウを破砕、除梗し、天然酵母でアルコール発酵。発酵中は毎日ポンプ・オーヴァーを実施しています。天然乳酸菌でマロラクティック発酵100%。
熟成は、天日乾燥させたアメリカンオーク樽(新樽20%、1年使用樽15%、2年使用樽20%、3年使用樽25%、4年使用樽15%、5年使用樽5%)を使用して、13か月間熟成を行っています。
醸造では、最小限の亜硫酸を添加(破砕時に35ppmを添加し、熟成期間中129ppmを追加)し、瓶詰め前にパッド・フィルターで濾過を行っています。アルコール度14.1%。
■リッジについて
リッジ・ヴィンヤーズは、カリフォルニアを代表する名門ワイナリーで、1986年より大塚製薬株式会社が保有しています。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。
ワイン造りのアプローチは、伝統的な手法を重視し、ブドウ栽培、ワイン醸造の両面において極力自然なプロセスを導いてやるというもの。不世出の天才醸造家にしてリッジの象徴でもある総帥ポール・ドレーパーは、40年以上にもわたって、極めてバランスに優れ、長い寿命を持つ卓越したワインを造り続けてきました。
リッジは、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも、創立以来一貫してこだわり続けており、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。
- Ridge Geyserville[2020]
- アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/アレキサンダーヴァレー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- ジンファンデル69%、カリニャン20%、プティシラー8%、アリカンテブーシュ2%、マタロ1%
- 750ml