商品情報
海に近い、サンタクルーズ・マウンテンズという高地の冷涼な産地で造られる、このボルドー・ブレンドは、従来の濃厚タイプとはひと味違う、爽やかな味わいが魅力です。
アルコール感は控えめで、土壌由来のミネラル感と、キレのある酸が美しく調和。そして造り手が一貫して目指すのは「時を経てなお輝く、熟成の美しさ」です!
■生産者のコメント
カベルネソーヴィニヨン主体の。このワインは香りからとても表情豊か。シナモンやクローブといったスパイスやプラム、チェリー、そしてカシスのような黒系果実の香りがふわっと立ちのぼります。
味わいは、力強さの中に品の良さを感じさせる仕上がりで、セージやミントの爽やかなニュアンスも加わり、バランスの取れた味わいになっています。瓶内での長期熟成による、さらなる進化が長年にわたり期待できる1本です。
■栽培について
カリフォルニア/サンタクルーズ・マウンテンズに位置するマウント・エデンの自社畑から収穫したブドウが使われています。この地に、カベルネソーヴィニヨンが植樹されたのは1940年代で、現在の葡萄樹は1981~82年に植え替えされています。
冷涼な沿岸部にあり、標高も高いため、アルコール度数は控えめながらも、しっかりとした風味と、優雅な熟成を見せるワインが生まれます。土壌は、痩せたフランシスカン・シェール(頁岩質土壌)で、水はけが良く、水はけがよく、果実に凝縮感とミネラル感を与えます。まさにこの土地ならではのテロワールが体現された畑です。
■醸造について
天然酵母にて小さな開放発酵槽で発酵。果皮とともに14日間のマセレーション(浸漬)を行い、手作業で丁寧にパンチダウンしています。
発酵後は、新樽50%(うちフレンチオーク50%、アメリカンオーク50%)、2年使用樽50%の組み合わせで24か月間熟成。熟成中に6~7回の澱引きを行っています。清澄や濾過は一切行わず、2020年7月に瓶詰めされました。アルコール度14%。
■マウント・エデン・ヴィンヤーズについて
~サンタクルーズ・マウンテンズの名門ワイナリー~
カリフォルニア州サンタクルーズ・マウンテンズの標高約600メートルに位置するマウント・エデン・ヴィンヤーズ。
そのルーツは、1945年に伝説的醸造家マーティン・レイ氏が、この地にシャルドネやピノノワール、カベルネソーヴィニヨンを植樹したことに始まります。1970年代にマウント・エデン・ヴィンヤーズとして法人化され、現在に至るまでクラシカルなスタイルを貫く歴史あるワイナリーです。
自社畑では、冷涼な気候とフランシスカン・シェール(頁岩)質の痩せた土壌を活かし、低収量のシャルドネ、ピノノワール、カベルネソーヴィニヨンを栽培。小ロットにこだわった丁寧な造りから、「長期熟成に耐えるエレガントで奥行きのあるワイン」を生み出しています。
1981年からワインメーカーを務め、2008年にオーナーとなったジェフリー・パターソン氏は、そのクラシカルなスタイルを現代に引き継ぐキーパーソン。2007年には近隣の「ドメーヌ・エデン」も取得し、より広い表現力を持ったワインを展開しています。
国内外での評価も非常に高く、ワイン・アドヴォケイトやワイン・スペクテイターなどで常に高得点を獲得。ワイン&スピリッツ誌では「2023年 Top 100 Wineries」に選出など、カリフォルニアにおける「真のクラシック」として、世界中のワイン愛好家に認められています。
派手さよりも、深みと熟成の美しさを大切にしたマウント・エデンのワインは、まさに「永く愛されるスタイル」を体現する存在。一杯の中に詰まった時間と土地の記憶を、ぜひご堪能ください。
基本情報
英語名 |
Mount Eden Cabernet Sauvignon Estate Santa Cruz Mountains[2018] |
生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/サンタクルーズマウンテンズ |
生産年 |
2018 |
生産者 |
マウント エデン ワイナリー情報を見る |
タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口 |
品種 |
カベルネソーヴィニヨン85%、メルロー10%、カベルネフラン3%プティヴェルド2% |
容量 |
750ml |
評価・得点 |
ワイン・アドヴォケイト:95点ワイン・スペクテイター:93点ワイン・エンスージアスト:94点 |