商品情報
オーベールは、シングル・ヴィンヤード・ワインに特化した造り手として有名ですが、ヴィンテージによっては、カーネロス地区のワインをリリースしています。
しかし、日本に輸入されるのは非常に稀で、前回のヴィンテージは2013年と、約10年前に遡ります。希少で人気の高いシングル・ヴィンヤード・ワインと並び、このカーネロス・シャルドネも見かけた際にはぜひ手に入れていただきたい一本です!
このワインには、カーネロスのシングル・ヴィンヤードのシャルドネを造るラリー・ハイド&サンズ・ヴィンヤードの若木から収穫されたブドウが、主に使用されています。また、一部には、シングル・ヴィンヤード・キュヴェに使用される樹齢の高いブドウから造られたワインの中から、樽を選別し、早飲みに適していると判断されたものもブレンドされています。
オーベールの厳密なワイン造りとブレンドへのこだわりは、このカーネロス・シャルドネにも、シングル・ヴィンヤード・キュヴェと同様に注がれています。
■生産者のコメント
最初の口当たりから強い印象を残す、魅力的な2022年のカーネロス・シャルドネは、アプリコットやネクタリン、カモミール、そしてアジア原産のトーチジンジャーの赤い花を思わせる華やかな香りが立ち上がります。味わいには、熟したポワール(洋ナシ)やレモンオイルのニュアンスが感じられ、豊かさと旨味が見事に表現されています。
オーベールらしい力強い酒質に加え、ミネラル感がもたらす緊張感が特徴的で、5~10年の優雅な熟成にも期待が持てます。少し靄がかかったように見えるのは、ノンフィルター製法によるもので、うま味がしっかりと保持されている証です。これこそ、オーベールのこだわりが反映された逸品と言えるでしょう。
■栽培について
カリフォルニア/カーネロスに位置するラリー・ハイド&サンズ・ヴィンヤードの若木を主体に、契約栽培の畑から厳選したブドウをブレンドすることで、カーネロスらしい力強さとミネラル感の緊張感を備えた、オーベールならではの特徴的なスタイルのワインに仕上がっています。
■醸造について
夜間の涼しいうちに収穫を行い、5~6時間以内に樽に入れることを目標としています。収穫したブドウは冷蔵車で直ちにワイナリーに運び込まれ、選果・圧搾の後、フレンチオーク樽(約80%が新樽、20%が1年使いの樽)に入れられます。自然酵母100%で発酵を進め、約10か月をかけて第一次発酵(アルコール発酵)と第二次発酵(マロラクティック発酵100%)を行います。
澱が自然に沈殿するのを待った後、樽を選別してステンレスタンクに移し、4~5か月間落ち着かせます。その後、毎年12月に人工的な清澄処理やフィルターを使わずにボトリングを行っています。
樽での発酵と熟成、ステンレスタンクでの熟成を合わせて、約15か月の時間をかけて丁寧に仕上げています。アルコール度15.0%。
■オーベールについて
マーク・オーベール氏は、25年以上にわたり、カルトワインのワインメーカーとして活躍してきました。ピーター・マイケル、スローン、コルギン、ブライアント・ファミリーなど、名実ともに有名なブランドを手がけ、その実力を認められています。
オーベール・ワインズは1999年に設立され、2010年には自社の醸造設備を構えました。現在、ナパ・ヴァレー、カーネロス、ソノマ・コーストにある単一畑から、シャルドネとピノ・ノワールを生産しています。
マーク・オーベール氏が追求するシャルドネは、100%フレンチオーク樽で発酵・熟成(高い新樽率)させた贅沢なフルボディでありながら、バランスがとれたフィネスとエレガンスを体現するワインです。そのスタイルは、マーカッシン、コングスガード、ピーター・マイケル、キスラーと並び、カリフォルニアのシャルドネの頂点に位置しています。
基本情報
英語名 |
Aubert Chardonnay Carneros[2022] |
生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/カーネロス |
生産年 |
2022 |
生産者 |
オーベール ワイナリー情報を見る |
タイプ |
スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口 |
品種 |
シャルドネ100% |
容量 |
750ml |
評価・得点 |
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