2度目のリリースとなる特別なピノ
クリストム ヴィンヤーズ ピノノワール ウィラメット ヴァレー [2020]

クリストムは、2020年9月、オレゴン州/ウィラメット・ヴァレーの東部を襲った山火事の煙の影響を受け、残念なことに、2020年はスタンダード・キュヴェである「マウント・ジェファーソン・キュヴェ」と全てのシングル・ヴィンヤードのリリースを断念することになりました。

この窮地を脱するため、2020年は、クリストムの品質に叶う特別にセレクトした葡萄だけで造られた「ピノ・ノワール ウィラメット・ヴァレー」をリリースする運びとなりました。ちなみに、クリストムのピノ・ノワール ウィラメット・ヴァレーがリリ―スされるのは、猛暑に苦しんだ2003年以来、2度目のことだそうです。


このワインは、スタンダード・キュヴェである「マウント・ジェファーソン・キュヴェ」よりも、リーズナブルで早飲みタイプ、でも自社畑のワインがふんだんに入った特別キュヴェとなっています！！！

味わいは、ウィラメット・ヴァレー/エオラ・アミティ・ヒルズの特徴である、赤紫系の果実のアロマに継ぎ目のないタンニンときれいな酸の魅力が、更に良く表現されています。フレッシュなフルーツ、綺麗な酸、程よい凝縮感があり、スパイシーなニュアンスが心地良く、エレガントなピノ・ノワールの個性を表し、仲間や食事と共に楽しめ、会話が弾む仕上がりとなっています。


■ブドウ畑について
ブドウ畑は、クリストムが求める品質に叶うウィラメット・ヴァレー内の17か所の畑のブドウがつかわれています。

ウィラメット・ヴァレー/エオラ・アミティ・ヒルズAVAのブドウが90％つかわれていて、その内訳は、自社畑61％(ルイーズ18％、ポール・ゲリー16％、ジェシー13％、アイリーン10％、マージョリー4％)、クリストムが栽培管理するフェルツ、タンカレラ、それに加え、秀逸なホルムス・ヒルなどが加わります。

残り10％は、ウィラメット・ヴァレー内にある密接な関係のマクミンヴィルAVAのメレディス・ミッチェルと、リボンリッジAVAのリッジクレストなどをセレクトしています。

■醸造について
経験豊かな栽培・醸造チームの判断により、9月の初めに十分に熟した区画のみ、早めに収穫しました。クリストムは、常に全房発酵率が高いですが、2020年ウィラメット・ヴァレー・キュヴェは、ほぼ除梗(3％のみ全房)、自然酵母と培養酵母を使い、小型の開放型発酵槽で小さなロット毎に発酵を行い、例年より、パンチダウンの回数を減らし、フレンチオーク樽(新樽13％)で例年より短い9か月間熟成しています。