ナパワイン特集 - 世界的なワイン産地ナパヴァレー
ナパのワインって?
『ナパ』は、全米No1のワイン生産量を誇るカリフォルニア州内ナパ・カウンティ(郡)のこと。サンフランシスコから車で約1時間ほどの距離にあります。
なかでもナパ・ヴァレーAVAは、南北に約50キロ、東西に約8キロの広さにもかかわらず、世界的に高い評価を受けるワイナリーが多く存在し、世界有数の高級ワイン産地として知られています。
このページではナパのワインをもっと知ってもらうため、ひと目でわかるナパワイン解説やナパが世界的に有名になった理由、おすすめのナパワインなどをご紹介します。
※AVA(American Viticultural Area):アメリカ政府が認定するブドウの栽培地域分類。
目次
ナパワインをあらわす
3つの数字
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4%
- アメリカ屈指のワイン産地カリフォルニア州の中でも、ナパ・ヴァレーの葡萄収穫量はわずか4%。これは、濃厚でしっかりとした味わいのブドウを育てるため。ほぼすべて手作業で丁寧な栽培を行うことで、量は少なくても品質の良いぶどうが育ちます。
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95%
- ナパ・ヴァレーにあるワイナリーの95%が家族経営。さらにナパのワイナリーの65%が年間生産量5000ケース未満の小規模生産ワイナリーです。その為、なかなか手に入れることが難しいワインも多く、プレミアのついたナパワインも多く存在します。
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16AVA
- ナパヴァレーAVAの中には、さらに16の小さなAVAが存在します。土壌・気候・地形などの違いによってにそれぞれに個性的なワインが生まれます。
ナパワインが世界的に有名になったわけ
歴史に残る大事件『パリスの審判』
1976年に開催された『パリ・テイスティング』(別名パリスの審判)は、ナパヴァレーが評価され、世界的に有名になるきっかけとなった伝説的な出来事のひとつ。
当時フランス・パリでワインスクールを主宰していた英国人スティーヴン・スパリュアがアメリカ合衆国独立200年を記念して行ったカリフォルニアワインとフランスの最高級ワインのブラインドテイスティング対決です。
当時はフランスだけが高品質のワインを生産する唯一の国だと信じられていた時代。さらに、審査員として招いた9名は全員フランスのワイン専門家。主催者のスパリュアでさえ、カリフォルニアワインが勝つことはありえないと思っていたとか。
誰もがフランスの圧勝を確信していた中、予想外の事態が起こります。 赤ワインではスタッグス・リープ・ワイン・セラーズのカベルネ1973が、白ワインではシャトー・モンテリーナのシャルドネ1973、つまり カリフォルニア・ナパヴァレーのワインが赤白それぞれの1位に選ばれたのです。
この出来事をタイム誌が報じたことで、たちまちカリフォルニアワイン、ひいてはナパワインのレベルの高さが世界中に広がることになりました。
ちなみに、このときに1位に選ばれた伝説のナパワインは、アメリカの誇りとしてスミソニアン博物館に保管されています。
パリ・テイスティングで提供されたカリフォルニアワイン
●シャルドネ(白)
シャトー・モンテレーナナパ、フリーマーク・アビーナパ、スプリング・マウンテンナパ、ヴィーダー・クレストナパ、シャローン・ヴィンヤード、デヴィッド・ブルース
●ボルドーブレンド(赤)
スタッグ・スリープ・ワインセラーズナパ、フリーマーク・アビーナパ、クロ・デュ・ヴァルナパ、マヤカマスナパハイツ・ワイン・セラーズナパ、リッジ・ヴィンヤーズ
90年代のカルトワインブーム
カルトワインとは、1990年代に定着し始めた言葉。しっかりとした定義がある訳ではありませんが、一般に小規模のワイナリーなどで造る少量生産で希少な高級ワインのことを指します。
カルトワインブームに一役買ったのが、ロバートパーカーなどのワイン評論家たち。今やキング・オブ・カルトと呼ばれているスクリーミング・イーグルも、ロバート・パーカー氏が99点を付けたことがきっかけで最も高価で入手困難なワインになったそう。
カルトワインは他の国や地域にも存在しますが、ナパヴァレーは中でもカルトワインが多く造られるワイン産地。特にふくよかで濃縮されたフレーバーのナパ・カベルネは人気を博しました。
一時に比べるとカルトワインブームは落ち着きましたが、今でもワイナリーのメーリングリストに入って購入の順番を待つか、オークションで買わないと手に入らないようなカルトワインも多く存在しています。
代表的なナパのカルトワイン
スクリーミング・イーグル、コルギン、ダラ・ヴァレ、エイブリュー、シュレーダー、ハーラン、ブライアントファミリー、アイズリー、スケアクロウ、グレース・ファミリー
ワッシーズおすすめのナパワイン生産者
誰もが知る高級ナパワイン生産者
ワッシーズのおすすめナパワイン
まずは入門 5,000円以下で買えるお値打ちナパワイン
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ナパの人気生産者ナパ・ハイランズが手掛ける樽香るシャルドネ。柑橘類や青りんごの爽快な香り、メロンやマンゴーなどの果実味と、フレンチオーク樽由来のリッチな厚み。クリーミーな口当たりですが重すぎず、綺麗な酸と、白桃、ネクタリン、ライチなどの風味が広がります。
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しっかりとした果実味とバランスの良いオーク樽を楽しめるナパヴァレーらしい1本!!太陽の光を浴びて熟した濃いベリー、ココア、シナモンの香りは、カベルネソーヴィニヨンの特徴を見事に表現。香ばしい樽の香り、バニラビーンズ、ブルーベリーのコンポートを思わせる風味も。
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ナパで、カベルネに次ぐ黒ブドウ品種メルロ。テキストブックはナパ・メルロの典型的な特徴“豊満さとベルベットのようなタンニン”を持ったまさに教科書的ワインです。ジューシーでしっかりとした噛み応えのあるストラクチャーも特徴です。ワインスペクテイター:90点
少しリッチな1万円以下のおすすめナパワイン
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ナパ・ヴァレーの究極の畑から生み出す極上ワイン、パルメイヤーのセカンド的シャルドネ。セカンドとは言えど、最終工程直前まではトップキュヴェと同じ製法。花やアーモンドの香り、レモンジャム、バタースコッチのノート。リッチさとフィネスが織り成す魅惑的な味わい。ワインスペクテイター:92点
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50年以上、3世代に渡って続くナパの老舗ワイナリーが造るメルロー。熟れた上質なタンニンがなめらかな口当たりを生みます。冷涼な気候でゆっくり完熟した最高のメルローだけが持つ、なめらかな口当たりとエレガントさをお楽しみください。 ワイン・エンスージアスト:93点
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ワッシーズの社内試飲でスタッフに大好評だったオススメの1本。
「出所は秘密」ですが、ナパ・ヴァレー/ヨントヴィル地区で、常に高得点ワインを生産している一流の畑のカベルネソーヴィニヨン100%で造られたお宝ワインです!!
ちょっと奮発3万円以下のとっておきナパワイン
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カリフォルニアで造るブルゴーニュ品種の最高傑作と言われるデュモルが、ナパの超優良畑ハイドのブドウで造るシャルドネ。醸造家いわく、過去20年で最高のヴィンテージに匹敵する出来とか。美しくて緻密な大人の為のワールドクラスのシャルドネです。ワイン・アドヴォケイト:96点
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ナパの老舗ラッド・エステイトのセカンド的ブランドです。ナパ・ヴァレー/オークヴィルの自社畑ブドウ100%使用し、醸造もトップ・ブランドと全く同じ。ブレンド・セレクションの時に分けられ、熟成、瓶詰めされています。ワインスペクテイター:93点 ワイン・エンスージアスト:95点
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多くの有名ワイナリーにブドウを供給する生産者ハドソン自ら造るこだわりのワイン。冷涼地のカベルネフランらしいミネラル感、こなれたタンニン、スパイシーで引き締まった味わいが印象的。ワインアドヴォケイト:94+点 ワインスペクテイター:91点ジェブダナック:96点
ナパの神髄 ここぞの時の高級ナパワイン
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旨みとコク、複雑味が感じられる、まさにパルメイヤーを代表するワイン。自社畑を含む、ナパヴァレーの4つの山にある畑の最高級ロットから、リッチできめ細かな味わいを表現したボルドースタイルのワインです。ワインアドヴォケイト:95点 ジェームスサックリング:98点
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世界最高峰のカベルネを生むナパの超銘醸畑ト・カロンと、トップ醸造家アンディ・エリクソンという最高の布陣で挑む極上ワイン。なかでもH.W.Cは特別な区画のみを使用した希少なトップ・キュヴェです。ワイン・スペクテイター:96点 ジェブ・ダナック:98点
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「最高品質でなければやる意味がない」と強く信じ、一切妥協のない「完璧」なカベルネソーヴィニヨンを造る生産者。努力して「完璧」を目指すのではなく、「完璧」が大前提の、こだわり抜いて醸造されるウルトラ・プレミアムワインです。ワインアドヴォケイト:100点