カリフォルニアワインとは
世界第4位のワイン生産量を誇るアメリカの中でも、カリフォルニア州は総生産量の約80%を占める一大ワイン産地。 2022年現在、約5900軒にのぼるブドウ栽培農家があります。
1970年代以降、温暖な地中海性気候から生まれる重厚なカベルネソーヴィニヨンが、長らくカリフォルニアワインの典型とされてきましたが、近年では、ソフトでエレガントなスタイルのワインや、冷涼な産地で生まれるピノノワールやシャルドネの評価も高まっています。
今では、「気候風土」や「品種」、「造り手のスタイル」の組み合わせで、多様性あるカリフォルニアワインを多く楽しむことができます。
2000年のオープン以来、20年以上に渡ってカリフォルニアワインに力を入れている私たちオンライン・ワッシーズ。ホームページやブログ、メルマガ、SNSでもカリフォルニアワインを頻繁に紹介しています。
このページでは、社長ワッシーをはじめとしたカリフォルニアワインを愛するスタッフが在籍するオンラインワッシーズが、今おすすめのワインや産地の特徴、歴史などをご紹介します。
カリフォルニアワイン人気ランキング
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カリフォルニアを代表するピノノワールやシャルドネの造り手「キスラー」や「ギャップス・クラウン」、「スリー・スティックス」などソノマを代表する高級ワイナリーや畑を所有する実業家であるビル・プライス氏が手掛ける、コスパ抜群のソノマ・ピノノワールです! ■生産者のコメント このピノノワールは、生き生きとしたチェリーやラズベリーの華やかな香りに、タイムやほのかなクローブの香りが重なります。口に含むと、柔らかなタンニンと生き生きとした酸味が美しく調和し、シルクのように、なめらかな口当たりと清涼感のあるフィニッシュが広がります。 ■栽培について カリフォルニア/ソノマ郡のブドウ畑から収穫したブドウを使用しています。クローンは、ポマール、538、667。 ■醸造について ステンレスタンクで発酵。熟成はオーク樽を使用しています。アルコール度数14.5%。 ■ヘッド・ハイについて ヘッドハイは、素晴らしいパフォーマンスと洗練されたデザインで人気のカジュアルブランド。時にはあっと驚く様な超がつくヴィンヤードの2番ブドウが使われることもあり、明らかにこの価格帯としては突出したクオリティのワインです。 オーナーは、キスラー、ギャリー・ファレル、ギャップス・クラウン、スリー・スティックス等々ソノマを代表する一流ワイナリーや高級畑を所有する実業家ビル・プライス。ワインメーカーは、ジョーダンやピーター・マイケル、シャペレなどの一流ワイナリーで研鑽を重ねたブリット・リチャーズが務めています。 ブランド名はビルは、大のサーフィン好きらしく、サーフィン用語で「頭ぐらいの高さの良い波」を表します。
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カリフォルニア・シャルドネの礎を築いた「ウェンテ・クローン」の生みの親、ウェンテ・ファミリーが手掛ける、バランスの取れた人気シャルドネ。 「モーニング・フォグ」という名は、サンフランシスコ湾からリヴァモア・ヴァレーへと流れ込む朝霧にちなんで名付けられました。この霧が気候を和らげ、美しくバランスのとれた素晴らしいシャルドネを生み出しています。 ■生産者のコメント 樽熟成によるオークやバニラの香りがほのかに漂い、クリーミーなレモンカード、パイナップル、花、バニラのニュアンスとともに、リヴァモア・ヴァレーの特徴をよく表現しています。余韻の長いミネラル感とバランスのとれた酸のあるミディアムボディのワインです。 相性の良い料理: ミックスナッツやチーズなどの軽いおつまみ、白身魚のポシェ、レモン・ローストチキン、チキンマルサラ ■栽培について リヴァモア・ヴァレーなどカリフォルニア/セントラルコースト地域で収穫されたブドウが使われています。 ■醸造について アメリカンオーク古樽50%、ステンレスタンク50%で発酵。オーク樽によってバニラのほのかな香りと舌触りが生まれ、ステンレスタンクによってシャルドネ本来の自然で力強い果実味を損なわないように醸造しています。 樽発酵させた部分はシュール・リーによって5ヶ月間樽熟成を行い、月に1回のバトナージュを行います。これによりワインは滑らかさを増し、舌触りも格段に向上します。残り50%のステンレスタンクで発酵させた部分は濾過した後、5か月間熟成させることで、新鮮なフルーツの特性をしっかりと保っています。 アルコール度数:13.5% ■ウェンテ・ヴィンヤーズについて ウェンテ・ヴィンヤーズは、カリフォルニアのワイナリーの中でも歴史は古く、創業は1883年になります。設立以来5代にわたり130年以上も愛され続けていることから、「途切れることのない家族経営ワイナリー」と呼ばれています。 ウェンテ・ヴィンヤーズが育てた「ウェンテ・クローン」と呼ばれるシャルドネの苗木は、カリフォルニアの他の多くのワイナリーにも大きな影響を与えています。今日、カリフォルニアのシャルドネのぶどう畑の80%近くは、ウェンテ一族の自社畑に由来するウェンテ・クローンが栽培されているといいます。
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オンライン ワッシーズで一番売れている、カリフォルニアの人気カベルネソーヴィニヨン! ■生産者のコメント このカベルネ・ソーヴィニヨンは、深いルビーがかった紫色をしており、グラスから立ち上るブルーベリー、カシス、ダークチョコレートの香りが印象的です。 熟した黒系果実の風味が、樽熟成による香ばしいオーク香と見事に調和しています。ミディアムからフルボディの味わいで、フレッシュさが際立ち、滑らかでビロードのような質感。繊細で官能的な余韻が続き、もう一杯飲みたくなるような魅力にあふれています。 ■栽培について カリフォルニア州の中でも、特に優れた栽培地域から選び抜かれたブドウを使用しています。2022年ヴィンテージでは、ソノマ、ナパ、ロダイ、メンドシーノといった、評価の高い銘醸地の個性が表現されています。 ■醸造について フレンチオーク樽(新樽30%)で10か月間熟成させています。アルコール度14.5%。 ■サブミッション/689(シックス エイト ナイン) セラーズについて サブミッションは、人気の689 セラーズを手掛ける、ナパ ヴァレーやソノマノースコーストの地域を中心にワイン生産を行うプレミア ワイン グループと長きにわたりナパ ヴァレーでワインメーカーを勤めるケント ラスムーセン(Kent Rasmussen)のジョイントベンチャーです。 689セラーズは、ワインのコスト パフォーマンスを最も重視しており、カリフォルニアでの長年の経験から、カリフォルニア全土の栽培家との関係も深く高品質のブドウを獲得することができます。そのため、飲んだ人は、このクオリティは、特に素晴らしいブドウを産出するAVA(産地)のワインだろうと感じるのです。
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サブミッションのシャルドネは、カリフォルニアの豊かな果実味を最大限に表現したワインです。 ■生産者のコメント 香りはオレンジやグレープフルーツなど柑橘類のアロマで始まり、桃の花やトーストしたアーモンドのニュアンスを感じます。口当たりは明るく爽やかで、酸とミネラルのバランスが完璧に整っています。ほのかなトロピカルフルーツと花の香りがエレガントで爽やかな後味へと続きます。 ■栽培について サンフランシスコ湾周辺の比較的冷涼な地域のブドウをセレクトして使用しています。 ■醸造について ステンレスタンク(75%)、フレンチオーク新樽(25%)で9か月間の熟成を行っています。アルコール度数13.5%。 ■サブミッション/689(シックス エイト ナイン)セラーズについて サブミッションは、人気の689 セラーズを手掛ける、ナパ・ヴァレーやソノマノースコーストの地域を中心にワイン生産を行うプレミア・ワイン グループと長きにわたりナパ・ヴァレーでワインメーカーを勤めるケント・ラスムーセン(Kent Rasmussen)のジョイントベンチャーです。 689セラーズは、ワインのコスト・パフォーマンスを最も重視しており、カリフォルニアでの長年の経験から、カリフォルニア全土の栽培家との関係も深く高品質のブドウを獲得することができます。そのため、飲んだ人は、このクオリティは、特に素晴らしいブドウを産出するAVA(産地)のワインだろうと感じるのです。
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イザベルは、オー・ボン・クリマが手掛けるすべてのピノ・ノワールの中から、毎年もっとも品質の高い「ベスト・バレル」を厳選し、ブレンドして造られるワイン。オー・ボン・クリマの最高峰に位置づけられる一本です! ■生産者のコメント 2022年の「イザベル」ピノ・ノワールは、6つの畑の最上級樽をブレンドした、複雑で奥行きのあるキュヴェです。 明るい赤系果実がまず前面に現れ、キャンディのようなクランベリーやホワイトペッパー、ジャスミンの花のニュアンスが続きます。空気に触れると、苔やナツメグを思わせる、落ち着いた香りが現れ、土っぽい深みを演出します。 味わいは、赤い果実の風味に、ローストしたカカオやバニラ・カスタードのような、まろやかさが重なり、ジューシーな酸味ときめ細やかなタンニンが美しく調和しています。エレガントで余韻が長く、美しく熟成していくポテンシャルを備えたワインです。 ■栽培について 毎年の比率は非公開ですが、イザベルにはカリフォルニア各地で収穫された厳選ブドウが使用されています。 2022年は、カリフォルニアの4つのAVA(アメリカ公認ブドウ栽培地域)にまたがる6つの畑からブドウを収穫しています。広い地域のピノ・ノワールをブレンドするため、オー・ボン・クリマ最高峰ワインの位置づけながら、AVA表記はカリフォルニアとなっています。 使用した畑は次の通りです。ビエン・ナシード(サンタバーバラ/サンタ・マリア・ヴァレー)キック・オン・ヴィンヤード、ランチョ ラ クーナおよびロス・アラモス・ヴィンヤード(ともにサンタ・バーバラ/ロス・アラモス・ヴァレー)、ターリー・ヴィンヤーズ(アロヨ・グランデ・ヴァレー)、ララ・パンジー(ソノマ/ロシアン・リヴァー・ヴァレー) ■醸造について ブドウはすべて手摘みで収穫し、畑で厳しく選果を行います。発酵には開放式発酵槽を使用し、発酵中は手作業で毎日パンチダウンを実施。ワインの移動にはポンプを使わず、重力のみで丁寧に行います。 その後、フレンチオークの新樽100%(フランソワ・フレール社製)で24か月間熟成させ、細心の注意を払いながら仕上げられます。アルコール度数13.5%。 各ロットは収穫から発酵・熟成まで個別に管理されます。すべてのロットをテイスティングし、最良のものを選び抜いたうえで樽の選定を実施。最初の選定から最終ブレンドの決定まで数か月をかけて繰り返し評価を行い、「イザベル」ならではの完璧なバランスを追求しています。 ■オー・ボン・クリマについて オー・ボン・クリマは、1982年にジム・クレンデネン氏が設立しました。一度見たら忘れない三角形のラベルが特徴的なオー・ボン・クリマは、ブルゴーニュ・スタイルを表現するカリフォルニアを代表するワイナリーです。 オー・ボン・クリマのコンセプトは、コンテストや評論家に受けるのではなく、食事を通して楽しめる飲み飽きないワインを造ること。濃厚なカリフォルニアワインがもてはやされ、評論家が高得点を連発した時代もブレずにジム自身の理想のワインを造り続けてきました。そして、現在、オー・ボン・クリマは、年間数万ケースを製造する規模にまで成長、カリフォルニアワインを代表する生産者となっています。 ジム・クレンデネン氏は亡くなってしまいましたが、その意思を引き継いだ子供たちが、今後も素晴らしいワインを造っていくことでしょう。
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(集計期間:8月16日~8月31日) 2026.9.1更新
おすすめ特集記事
カリフォルニアワインと一括りに言っても、2大プレミアムワイン産地、ナパとソノマをはじめ、各地域が手掛けるワインはとても個性豊か。とても、カリフォルニアワイン特集の中だけでは語り尽くせません!
そこでオンライン・ワッシーズでは、ナパやソノマなどの特集ページをご用意しております。ぜひ、カリフォルニアワインから一歩踏み込んで、より細やかな地域の魅力にもハマってください。
ワッシーズのおすすめカリフォルニアワイン
カリフォルニアワインについてお伝えする前に、まずはオンラインワッシーズおすすめのカリフォルニアワインをご紹介させてください!
コスパで選ぶ 4,000円以内のカリフォルニアワイン
カリフォルニア・シャルドネの礎を築いた名門、ウェンテが手掛ける1本。 レモンカードやパイナップルの豊かな果実のニュアンスと、樽由来のバニラ香。程よい酸が調和した、バランス抜群の人気シャルドネです。
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かつて一世を風靡したフランシスカンが待望の復活。 ブラックベリーやプラム、いちじくの濃厚な果実味に、バニラや黒胡椒のアロマ。力強くバランスの取れた味わいが魅力の滑らかなカベルネです。
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弊社スタッフもお気に入りの3000円前後で買える旨いカベルネ。 ナパのトップ生産者シニョレロが手掛けるカジュアルブランド。ダークプラム、チェリーやスパイス、チョコが香るシルキーな1本です。ワインエンスージアスト:91点
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ちょっと贅沢 7,000円以内のカリフォルニアワイン
50年以上続くナパ老舗ワイナリーの、和食にも合うリースリング。 キリッと爽やかで魅力的なミネラルを湛え、マンダリンの果皮、青りんご、レモンの生き生きとした風味。余韻は長く、食欲をそそる心地よい酸味が広がります。ワインエンスージアスト:94点
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シリーズ最高品質! 大人気ワイナリー「689セラーズ」が手掛けるパワー、エレガンス、バランスを備えたナパ・カベルネ。 ブラックチェリーやカシス、チョコレートの香りとエキゾチックなスパイスの風味。ぎっしりと詰まった濃厚リッチな1本です。
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シャローンAVAに位置する唯一のワイナリーであり、カリフォルニアにとって歴史的な出来事『パリスの審判』に選抜 されたワイナリー。魅惑的なベリーやナツメグなどのスパイスの香り、そしてミネラル感が渾然一体となり長い余韻へと導きます。
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ご褒美・贈り物に 1万円以内のカリフォルニアワイン
マスター・オブ・ワインのモーガン・ピーターソンが造る泡。カリフォルニアでは希少な、石灰質を多く含み風化した花崗岩が混じる畑のシャルドネ100%。 石を思わせるミネラル感と秀逸な酸、凝縮した厚みのある口当たりです。
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ナパの名門アルファ・オメガのオーナーが、冷涼なエドナ・ヴァレーで手掛ける上質ピノノワール。 チェリーやラズベリーの華やかな果実味に紅茶やハーブのニュアンスが重なり、洗練された酸とエレガントな余韻が楽しめます。ワインエンスージアスト:91点
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豊かな風味のオールド・アメリカン・スタイルでワインを造る“ロンバウアー”がアメリカを代表するブドウ品種ジンファンデルで造る 1本。凝縮した赤い果実やスパイスの複雑な風味とジューシーな味わいが魅力です。ワインアドヴォケイト:90点
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一度は飲みたい! 憧れの高級カリフォルニアワイン
スター醸造家トーマス・リヴァース・ブラウンがオーナー兼醸造家。 ブルーベリー、プラム、プルーンなど通常のピノノワールには見られない濃い香りに溢れ、タンニンがしなやか。濃厚ながら奥行きと広がりがあります。ジェブ・ダナック:93点
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あの“パリスの審判”で評価を高め、世界的名声を築いたリッジのフラッグシップワイン。 ベルベットのようなタンニンと長い余韻、唯一無二の個性を備えた、憧れの高級カリフォルニアワインです。2018年はワインアドヴォケイト99点の高評価を獲得。ワインアドヴォケイト:99点
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カリフォルニア随一の高級産地ナパの中でも超銘醸畑ト・カロンのブドウ100%のプレミアム・ワイン。 ダークプラムやブラックベリーとスパイスの香り。内面に力強さを秘め、シルキーな口当たりと複雑で長い余韻。ちょうど今、飲み頃を迎えています。ワインスペクテイター:98点
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2,000円台から楽しむ ワッシーズおすすめ ワイナリー5選!
ここ最近、ワイン生産コストの増加や、為替変動などの影響で輸入ワインの価格は上がりつつあります。カリフォルニアワインも例外では無く、お手頃価格かつコスパの良いワインを見つけ出すことは、簡単なことではありません。
そこで、2000円台から楽しめてオンラインワッシーズのお客様からも人気の5つのワイナリーをご紹介!どちらの生産者もバラエティに富んだワインを手掛けているので、デイリー使いにも飽きること無く楽しんでいただけるハズですよ。
カリフォルニアで覚えておきたい3人
アンドレ・チェリチェフ
アンドレ・チェリチェフは、アメリカで1920年から1933年まで続いた禁酒法以降、最も大きな影響を与えた伝説のワイン醸造家。“マエストロ”の愛称でも知られています。
1938年、フランスで経験を積んだロシア人醸造家チェリチェフは、ジョルジュ・デュ・ラ・トゥールの誘いを受けナパのボーリュー・ヴィンヤード の首席醸造家となりました。
チェリチェフは、今では当たり前となった発酵中の温度管理やワイナリーの衛生管理、マロラクティック発酵などの新しい技術を地域に取り入れていきました。
また、自身のワイン造りだけでなく、カリフォルニアのワインメーカーたちを指導。ロバート・モンダヴィ(ロバート・モンダヴィ・ワイナリー )、ルイ・マルティーニ(ルイス M. マティーニ)、ジョセフ・ハイツ(ハイツ・セラー)、マイク・ガーギッチ(ガーギッチ・ヒルズ )など、後にカリフォルニアを牽引する多くの醸造家を輩出し、カリフォルニアワイン全体の発展にも大きく貢献しました。
ロバート・モンダヴィ
ロバート・モンダヴィは、“近代カリフォルニアワインの父”と呼ばれるワイン醸造家。
1966年に自身の名を冠しナパに設立したワイナリー では、最新の醸造技術を取り入れたワイン造りと卓越したマーケティング手法でカリフォルニアワインの知名度を世界的に広げていくと同時に、後進のワイナリーへ栽培や醸造にまつわる情報を広く公開していきました。
1978年には、ボルドー五大シャトーの一つシャトー・ムートン・ロスチャイルドのフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵との、 初の新旧世界のジョイント・ベンチャー・ワイン“オーパス・ワン ”をナパ・ヴァレーに設立するなど、革新的なアイデアを発信していきました。
ロバート・M・パーカー・Jr
ロバート・M・パーカーJrは世界で最も影響力があると言われるワイン評論家。
元々は弁護士でしたが、ワイン好きが講じて1978年にワイン評価誌「ワイン・アドヴォケイト」を創刊しました。(2019年にワイン評論家を引退)
パーカーポイントと呼ばれる100点満点でわかりやすい採点方法と、雑誌に広告を掲載しないという公明さが支持され、アメリカ国内だけでなく、他のワイン生産国への影響力も高まりました。
こと、カリフォルニアワインにおいてもパーカーの影響は絶大。一時は、果実味が強く濃厚なスタイルを支持するパーカーの傾向に合わせ、力強いワインを手掛ける生産者も多く現れました。
カリフォルニアだけじゃない! 世界各国の高得点ワイン
知っておきたい3つの出来事
世界に衝撃を与えたパリスの審判
1976年、アメリカ建国200周年のイベントとして、当時パリで最も有名なワインスクール“アカデミー・デュ・ヴァン”の主宰者だったイギリス出身のスティーヴン・スパリュアがフランスワインVSカリフォルニアワインのブラインド・テイスティング対決をを開催 しました。
フランス側のワインは、ボルドーの1級格付けワインやブルゴーニュのグラン・クリュなどの錚々たるワイン。かたやカリフォルニア側は、当時まったく無名の存在。
しかも、審査を行ったのはフランスワイン業界の重鎮たちとあって、誰もがフランス側の勝利を確信する中、予想外の事態が起こりました。
赤ワイン部門ではスタッグス・リープ・ワイン・セラーズのカベルネ1973、白ワイン部門ではシャトー・モンテリーナのシャルドネ1973。カリフォルニアのワインがそれぞれトップに立った のです。
この衝撃的な結果をタイム誌が『パリスの審判』という記事で発表したことをきっかけにたちまちカリフォルニアワインのレベルの高さが世界中に広がることになりました。
事態はこれだけで終わりません。『パリスの審判』から10年後、そして30年後に行われたリターンマッチにおいてもカリフォルニアワインが勝利。熟成のポテンシャルを知らしめることとなりました。
90年代のカルトワインブーム
1990年代、カリフォルニアではヘレン・ターリー、ハイジ・バレットといった腕利きワインメーカーが脚光を浴びていました。
彼女らの手掛ける少量生産で高品質な高級ワインは「カルト・ワイン」と呼ばれ、1本1000ドルを超えるような高値で取引されるように なりました。
さらに、このカルトワインブームに一役買ったのがロバートパーカーをはじめとしたワイン評論家たち。彼らがワインを高く評価することでワインファンからの人気に拍車がかかり、ステイタスシンボルとしても人気を博しました。
一時に比べるとカルトワインブームは落ち着きましたが、今でもワイナリーのメーリングリストに入って購入の順番を待つか、オークションで買わないと手に入らないようなカルトワインも多く存在しています。
21世紀以降のカリフォルニアワイン
ワイン評論家ロバート・パーカーなどの影響でフルボディで力強いスタイルに偏りがちだったカリフォルニアワインの傾向は、次第に反対方向に振り戻されていくことに。
エレガントでナチュラルかつ食事に寄り添ったバランスの良いワインを造る生産者も増えていきました。
In Pursuit of Balance (IPOB:バランスの探求) もその流れの一つ。
IPOBは、カリフォルニアのピノノワールとシャルドネにおいて、優れたバランスを追求する非営利団体として、ドメーヌ・ド・ラ・コート 及びサンディ・ワインズ を手がけるラジャ・パーとハーシュ・ヴィンヤーズ のジャスミン・ハーシュが中心に2011年に結成。
日本を含む国内外で試飲会を開催するなど活発な活動を行い、カリフォルニアの新時代を象徴するワインの存在をアピール。2016年には目的を達成したとして解散しています。
また、2013年にサンフランシスコクロニクル誌の元ワイン部門編集長兼ライターであるジョンボネが刊行した「ザ・ニュー・カリフォルニア・ワイン(The New California Wine)」 においても、土地固有の風土を表す本来のエレガントなカリフォルニア・ワインを造ろうとする新しい世代の生産者にスポットライトを当てました。
著書の中でジョン・ボネは、「カリフォルニアワインが、 パーカー前 パーカー後に続く、第3世代に入った。」と述べています。
このように、これからのカリフォルニアワインは多様性の時代。
従来の濃厚なワインだけでなく、気候風土・ブドウ品種・生産者の組み合わせで、様々な味わいを楽しむことができるのです。
多様性に溢れた第3世代 ザ・ニュー・カリフォルニア・ ワイン特集
長年の研究で分かった謎のぶどう ジンファンデルの秘密
ジンファンデルは、カリフォルニアで長年愛されてきた黒ブドウ品種。果実味豊かで、アニスなどのスパイシーな香りを持つフルボディのワイン が一般的です。
2021年時点で、栽培面積はカリフォルニア州内4番目に広く、カジュアルに楽しめる甘口ロゼ『ホワイト・ジンファンデル』や、単一畑の古樹から造られるプレミアム・ワインまで、多様なスタイルのワインが造られています。
ジンファンデルがカリフォルニアに持ち込まれたのは、ゴールド・ラッシュに湧く1850年代初頭ですが、長い間そのルーツは謎とされていました。
この「謎めいたブドウ」の正体が明らかになり始めたのは1990年代。カリフォルニア大学教授キャロル・メレディスらによるDNA解析から、イタリアのプリミティーヴォと同じルーツを持つことを発見。さらなる研究で、クロアチアの地中海沿岸部ダルマチア地方の土着品種トリビドラグが真のルーツであることが判明した のです。
クロアチアのトリビドラグという品種がアドリア海を渡り、イタリア南部プーリア州ではプリミティーヴォとなり、当時のヴェネチア共和国を経由してオーストリアに運ばれ、そこからアメリカ大陸に輸入されたものが、ジンファンデルになったとする説が有力視されています。
おすすめ! カリフォルニア・ジンファンデル
ジンファンデルの産地として知られるロダイのブドウからできた、おすすめの1本。 ブラックベリー、プラム、オールスパイスの豊かな香りと風味。滑らかなフルーツジャムや甘いたばこの葉の余韻。ジェームス・サックリング:91点
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古き良きアメリカを体現するロンバウアーが、伝統品種ジンファンデルに敬意を込めて醸造。 樹齢100年超の古木も使用しており、ジューシーな果実味にベリーやドライハーブのニュアンスが重なります。ワインアドヴォケイト:90点
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ジンファンデルをカルトワインに引き上げた最大の立役者が手掛ける エネルギッシュでピュアな1本。
熟した赤い果実やスパイス、オレンジピールが香り、滑らかな口当たりと長く繊細な余韻が続きます。ワインアドヴォケイト:96点
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カリフォルニアワインを育む地形と気候
地形とその影響
カリフォルニアの太平洋沿岸に連なる海岸山脈と、より内陸に位置するシェラネヴァダ山脈は、それぞれ異なる高さ(それぞれ1200m級、3000~4000m級)を持ち、その独特の地形によって多くの異なる微気候(マイクロ・クライメット)を抱えています。
このようなカリフォルニアの起伏の多い地形は、約1億5000万年から2400万年前の地殻変動により形成されました。土地の隆起や火山活動、海面上昇による洪水の影響で、ローム質や火山灰堆積土、石灰土、粘土、砂礫などの入り混じった複雑な土壌が形成されたのです。
最近行われた調査によると、ナパ・ヴァレーでは約33種類の土壌が複雑に絡み合い100種類の土壌バリエーションで構成されていることが判明しています。
ワイン生産者の中には、このように多様な土壌の性質を分析し、土壌に合わせたブドウ品種を栽培することで品種の個性を引き出す取り組みを行っているところも多く存在しています。
寒流の役割
カリフォルニアでは、南北の緯度よりも海からの近さがワインの味わいに大きな影響を与えています。それは、非常に冷たいカリフォルニア海流が北から南へと流れているため。
この寒流の影響で、海に近い地域は冷涼な気候を享受し、一方で内陸に進むほど気候は暑く乾燥していきます。
特に、海岸山脈とシェラネヴァダ山脈に囲まれた内陸部のインランド・ヴァレーズ(セントラル・ヴァレー)は、夏には40℃を超えることもあり、非常に乾燥しているといいます。
霧と微気候
夜間に太平洋上で発生した霧は、温暖な内陸部インランド・ヴァレーズにおいて自然のクーラーの役割を果たしています。
太陽によって暖められた内陸部の空気が上昇することで、ヴァレーには真空地帯が生まれます。そこに200km以上も離れた太平洋上で発生した大量の霧や冷気が引き込まれるのです。
この霧が山脈の切れ目や渓谷に沿って進むことで、太平洋岸から内陸部にかけて多様な微小気候を生むのです。早朝からの霧の流入は、温暖な時期はほとんど毎日繰り返されるため、 ブドウ生育期間中、 朝から昼頃にかけての気温上昇は非常にゆっくりしたものとなり、 夕方から夜間は急速に冷え込みます。昼夜の気温差も大きいため、ブドウはゆっくりと成熟を迎えます。
カリフォルニアの主要ワイン産地
カリフォルニアのワイン生産地域は、特色によって大まかに5つの地域に分かれており、それぞれの地域の中に特徴の異なる148のAVAが存在しています。(2023年現在)※AVA(American Viticultural Areas):
アメリカ政府によって公認されたブドウ栽培地域
ノース・コーストAVA
ノース・コーストAVAは、サンフランシスコ湾より北の太平洋岸にある、6つの郡(ナパ、ソノマ、メンドシーノ、レイク、ソラノ、マリン)にまたがる広域AVAです。
カリフォルニアのワイン産地の中でも高い知名度を誇るナパ郡とソノマ郡も、このAVAに含まれています。
世界に名を馳せる高級ワインの産地“ナパ・ヴァレー”のカベルネソーヴィニヨン&シャルドネ、冷涼な“ソノマ沿岸部”のピノノワール&シャルドネ、温暖な“ソノマ内陸部”で栽培されるカベルネソーヴィニヨンやジンファンデルが高い評価を得て、注目を集めています。
セントラル・コーストAVA
サンフランシスコ南部からロサンゼルスに近いサンタバーバラまでの南北約400km、 東西約40kmにあるカウンティ(郡)を包括する広大なAVA。カリフォルニアの太平洋海岸中部ほとんどを占めています。
セントラル・コースト沿岸部は冷涼な産地が多く、 カリフォルニアの優良なピノノワールやシャルドネの産地が集中しています。一方、内陸部は乾燥して温暖な気候で、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ジンファンデルなどのほか、 早い時期からシラー、グルナッシュ、ヴィオニエのようなローヌ系品種が栽培されています。
インランド・ヴァレーズAVA
カリフォルニアの海岸山脈とシェラネヴァダ山脈の間にある、肥沃で広大な農業地帯。一般的にはセントラル・ヴァレーと呼ばれてきた地域です。
この広大なエリアの中には、多様な地勢・土壌と異なる気候条件をもつワイン産地が存在し、近年はこれらを包括するワイン地域としてインランド・ヴァレーズと呼ばれるようになりました。
インランド・ヴァレーズを大きく分けると、北部はサクラメント・ヴァレー、 南部はサン・ホアキン・ヴァレーからなります。ここからカリフォルニアの日常消費用の大型ブランド・ワインが多く産出されていますが、それらのほとんどは 「カリフォルニア」という州名表示のワインとなっています。
シエラ・フットヒルズは、シェラネヴァダ山脈の西側の山麓に点在するブドウ畑の総称。北はユバから南はマリポザまでの8つの郡にわたる広域のAVAです。
ブドウ栽培地区は標高1200mに達し、非常に冷涼な気候の場所もあります。ここは、1840年代から1850年代のゴールド・ラッシュの舞台となったエリアで、その当時にブドウ栽培が始まりました。
その後、19世紀末のフィロキセラ禍によって、ほとんどのブドウ畑は打ち捨てられましたが、ジンファンデルの畑のいくらかは生き残り、100年を超える樹齢のブドウから凝縮した味わいのワインが生まれています。
シエラ・フットヒルズの主なAVA エル・ドラド
サザン・カリフォルニアAVA
カリフォルニア州南部のロサンゼルスから南を包括する広域AVA。レインボー峡谷を通って入ってくる冷たい空気の影響を受けるテメキュラ周辺を除いては、非常に暑く乾燥しています。
この地域はメキシコ国境に隣接し、北部カリフォルニアより長いワイン造りの歴史を持ちますが、現在では農業地の市街化と長期的干ばつによる水不足が脅威となっています。
カリフォルニアのおすすめワイナリー一覧